「もう飽きた〜!」「歩くの遅くなった!?」 やったヒトだけに伝わる「フォークリフト」あるある

この記事をまとめると

フォークリフトは物流に欠かせない機材

フォークリフトを操るのには免許が必要で上手く操るには技術と経験が求められる

■今回は「フォークリフトあるある」を紹介

フォークリフト経験者の声をピックアップ!

 フォークリフトは荷物をトラックに積み込んだり倉庫内での荷物移動など、物流には欠かせない機材です。敷地内の運転にも免許が必要なことや、上手く操るにはそれなりの経験と技術が求められるため、乗り手を選ぶとまではいかなくても、フォークオペレーターはれっきとした技術者なのです。しかし、物流業界で働く人でなければ、なかなか触れる機会も少ないフォークリフトだけに、経験者でないとわからない出来事もたくさんあります。

 そこでここでは、そんな経験者からの話をベースにしながら、フォークリフト作業でありがちな9つの出来事をピックアップしてみました。

 ひとつ目は、フォークを「どこまで差し込む?」ということ。フォークリフト免許を取りたての初心者は、フォークの爪をどれくらい差し込んだらいいのかわからりません。運ぶパレットの大きさがまちまちなので迷ってしまうのです。さらに、慣れないフォーク操作に加え、持ち上げた荷物を落とす恐怖心からなるべく深く爪を刺そうとすると、今度は奥まで刺しすぎて、はみ出した爪が隣のパレットを破壊! というのはまさにフォークリフトあるあるです。

フォークリフトあるある

 また、フォークリフトの作業は「意外と疲れる」ものです。フォークリフトはウォーキーリフトでなければ座って操作ができるため、体力的にはそれほど疲れないだろうと思われがちですが、じつはけっこう体力勝負の仕事。次々にやってくる積み込み作業は、ほかの工程スピードに合わせなければいけないし、なによりスピーディな作業が求められます。

 フォークリフトオペレーターは徒歩移動も少なく力仕事は少ないと思われがちですが、じつは想像以上に体力と集中力が必要なお仕事なのです。

フォークリフトあるある

 また、作業自体が「ちょっと飽きてしまう」ということも。フォークリフトが活躍するのは基本的に倉庫内。そのため、仕事をするのも毎日同じ場所となるので、仕事に飽きてしまうこともあるようです。さらに、ひたすら荷物を積み込んだり、移動する作業を繰り返すのが苦痛だという人もいます。

最近はバッテリー残量にも注意が必要

「暑いし寒いし……そして作業は多め」というのもフォークリフトの仕事の特徴。倉庫内は空調が十分に利いていない場合も多く、さらにひたすらフォークに乗ってルーティンワーク。また、職場によっては検品作業や外装不良のチェック、荷物を固定するためのストレッチフィルム巻きまで、フォークリフトオペレーターが行うこともあります。

「ドライバーへの転職が多い」という話もよく聞きます。フォークリフトの仕事は単調になりがちなのに、手間がかかり危険を伴う作業でもあるため、出入りするトラックのドライバーの紹介でトラックドライバーになるパターンが結構多いようです。逆に、トラックドライバーを引退して再びフォークリフトオペレーターに出戻りする人もこれまた多いのだとか。

フォークリフトあるある

 フォークリフトの仕事は、積み降ろしの「順番も大切」です。山のような量が保管される倉庫では、荷物の置き場所も非常に重要。忙しいときに限って手前の荷物を移動させないと奥の荷物が出せない、という場面もあり、そんなときはやる気がダウンしてしまうものです。

 近年のフォークリフト電動式の車両が多く、「バッテリーがもつか?」ということも注意しなければなりません。前日の作業で電動フォークリフトバッテリー残量が半分くらいだったが、「たぶんあと1日くらいもつだろう」と充電せずに翌日を迎えると、予想に反して作業途中でバッテリーが切れることもあります。

 そして、「あるある」8つ目。この仕事には「ちょっとした喜び」もあります。荷物を積み上げるときに、積み方がきちっとできるとうれしいとのこと。ささやかな喜びですね。

フォークリフトあるある

 最後は、仕事のあとに「歩くのが遅くなった!?」と感じることがあります。フォークリフトはそれほどスピードが出ない乗り物。とはいえ歩くよりは速い。それゆえ、ずっと仕事で乗っていると速度感覚がマヒして、フォークリフトから降りたときに自分の歩行速度がやたら遅く感じるのです。

フォークリフトあるある

「もう飽きた〜!」「歩くの遅くなった!?」 やったヒトだけに伝わる「フォークリフト」あるある