山田裕貴と平 一紘監督

 山田裕貴(34)と平 一紘監督(35)が7日、都内で、映画『木の上の軍隊』 外国特派員協会 (FCCJ) 記者会見に臨んだ。山田裕貴は冒頭、「この映画を世界中の皆さんと共有する機会を与えてくださり、本当にありがとうございます」と英語で挨拶。時折、ユーモアを交えながらスピーチ。役への想い、平和への想いを熱弁すると外国人記者から拍手が巻き起こった。

 本作は、作家・井上ひさし氏が原案、こまつ座で上演された同名舞台を映画化。1945年沖縄県伊江島で激しい攻防戦が展開される中、2人の日本兵が木の上に身を潜め、終戦を知らずに2年もの間生き延びた実話。宮崎から派兵された厳格な少尉を堤 真一。沖縄出身の新兵には山田裕貴。ダブル主演を務める堤と山田は初の共演ながら、阿吽の呼吸で極限状態の兵士たちを、繊細かつ力強く、そして人間らしい可笑しみをもって表現する。