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 シャオミは今日8日、POCOブランドのフラッグシップ「Fシリーズ」の最新モデル「POCO F7」を発売しました。事前に開催された説明会では、POCOが今年に入り日本市場で本格的な製品展開を進めてきた集大成として、この「無印」モデルが満を持して登場し、現在のPOCOラインナップを完成させる重要なピースとなることが強調されました。

 まずは価格とラインナップを紹介します。POCO F7は、12GB/256GBモデルが5万4980円、12GB/512GBモデルが6万4980円ですが、今日から6000円オフの早割価格キャンペーンを実施しており、今ならそれぞれ4万8980円、5万8980円で購入できます。

シリーズ最大級のディスプレー
個性的で高級感あふれるデザイン

 POCO F7は、Fシリーズで最も大きい6.83型(2772×1280ドット)有機ELディスプレーを搭載。ベゼル幅は1.9mmと極めて狭く、上位モデルの「POCO F7 Ultra」と同等の没入感を提供します。リフレッシュレートは最大120Hz、ピーク輝度は3200ニトで、IP68の防水防塵性能を備えています。さらには「ウェットタッチテクノロジー」により、濡れた手や油で汚れた手でも正確な操作ができるなど、さまざまな環境で使いやすくなっています。

 デザイン面では、メタルフレームとガラスバックを採用し、個性的で高級感あふれるデザインが特徴です。特にフラッグシップカラーの「サイバーシルバーエディション」は、「ケースをつけずに使ってほしい」と何度も訴えるほどシャオミの推しカラーになっています。

 なお、おサイフケータイは非対応です。

 カラーはほかにブラックとホワイトも展開され、前述のカラーほどのインパクトはありませんが、それぞれ上品な仕上がりなので、あまりド派手なのは……という人は、こちらを選ぶのもいいでしょう。

日本初搭載チップセット
ゲームを極めるパフォーマンス

 POCO F7の最大の目玉の1つは、日本で初搭載となる最新フラッグシップチップセットSnapdragon 8s Gen 4」です。これにより、CPU/GPUおよびAI処理性能が前モデルに比べて大幅に向上したと言います。Fシリーズのベースモデルとしては過去最高性能となるAnTuTuスコア208万点以上を記録し、前モデルから約40%の性能向上を実現しています。

 特にゲーム体験に力を入れており、ほかのF7シリーズ同様、ゲームプレイを最適化する「WildBoost Optimization 4.0」が搭載されています。対応ゲームにもよりますが、RPGなどでより高画質でプレイできたり、フレーム補間で120fpsにしたり、指の触覚感度を高めるタッチコントロール調整といった機能があります。

 また、長時間のゲームプレイでも発熱を抑える6000mm2デュアルチャネルアイスループ冷却システムにより、パフォーマンスを落とすことなく快適なプレイを持続できると言います。

超大容量バッテリーと高速な充電機能

 POCO F7は、POCO史上最大の6500mAh超大容量バッテリーを搭載し、ゲームや動画視聴の頻度が高いユーザーでも1日安心して過ごせる設計です。同梱の充電器を使えば、90Wハイパーチャージに対応し、30分で約80%まで充電できます。

 さらに注目すべきは、22.5Wの有線リバース充電に対応していることです。これにより、POCO F7をモバイルバッテリーのように使ってほかのデバイス(たとえばiPhoneなど)を充電でき、約28分で47%まで充電できるとか。バッテリーの長寿命設計もされており、1600回充電を繰り返しても80%のバッテリー最大容量を維持すると発表しています。

2眼だけど十分綺麗なカメラ

 カメラは2眼構成で、メインに5000万画素広角(ソニーIMX882、1/2型)を搭載し、光学式手ブレ補正(OIS)に対応。もうひとつは800万画素超広角で、望遠がないもののさまざまなシーンで満足度の高い写真が撮れます。

 「ダイナミックショット」はシャッター前後の映像を記録して、失敗を減らすことができます。また、AIによる画像処理技術も搭載。ガラス越しの撮影などで発生する画面の反射を除去する機能などが追加されています。

販売チャネルとサポート

 販売チャネルは、MVNOIIJmio)やオンラインストア(Xiaomi公式楽天市場店、Amazon.co.jp、Xiaomi公式サイト)に加え、オンライン販売限定のPOCOとしては異例となる「Xiaomi Storeイオンモール浦和美園店/川口店」でも展示・販売されます。

 これは「購入前に実機を触りたい」という日本のユーザーの声に応えたため。日本市場に特化したローカライズ戦略であり、今後も店舗での体験機会は継続していく方針とのこと。

 さらに、7月31日までの購入者には6ヵ月間の無料画面割れ保証が付帯し、4回のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデートも予定されており、長く安心して使えるサポート体制も発表されました。

 今後は、イオンモール浦和美園店での発売記念オフラインイベント(7月11日~13日)開催など、引き続き体験イベントやライブ配信を強化していくことで、POCOブランドの認知度と価値をさらに広めていく計画です。

 今年だけで5モデルも発売されたPOCO。どれも特徴のあるモデルですが、POCO F7は、高性能チップ、大容量バッテリー、高精細ディスプレー、そしてコストパフォーマンスを求めるユーザーにとって、強力な選択肢となるでしょう。

セルラー版も登場の「Redmi Pad 2」
11型ディスプレーに9000mAhのバッテリーで2万2000円!

 シャオミはPOCO F7と同時にRedmiブランドのタブレットもリリースしました。大画面と大容量バッテリーを搭載しながらも2万2000円~という価格が魅力な「Redmi Pad 2」です。

 ラインナップと詳細な価格は以下のとおり。

Redmi Pad 2

・4GB/128GB:2万1980円
・6GB/128GB:2万9980円
・8GB/256GB:3万4980円

早割価格(7月8日7月14日購入対象)
・4GB/128GB:1万9780円
・6GB/128GB:2万7780円
・8GB/256GB:3万2780円

11型の大画面で映像やゲームにより集中できる

 Redmi Pad 2はディスプレーに11型(2560×1600ドット、90Hz)を採用。これにより、没入感や臨場感をより楽しむことができます。さらに、長時間の使用でも目の負担を和らげるDC調光機能も備わっています。

 オーディオ面では、ハイレゾおよびDolby Atmosに対応した高音質なクアッドスピーカーが搭載されているのも特徴です。

 カラバリは、Redmi Pad 2がグラファイトグレー、ラベンダーパープルミントグリーンの3色が用意されます。

大容量バッテリーでエンタメを遊び尽くす

 バッテリー容量はなんと9000mAh! 外出先でもバッテリー残量を気にせずに使えます。映画やゲームだけでなく、オンライン会議などでも活躍するでしょう。また、充電は18W急速充電に対応していまが、同梱のアダプターは15Wまでなので、別途充電器を用意したほうがいいかもしれません。

 SoCはミドルレンジのMediaTek Helio G100-Ultraを採用。メモリーは4/6/8GB、ストレージは128/256GB。ストレージは最大2TBのSDカードに対応します。さらに、Xiaomi HyperOS 2に対応し、シャオミ製スマートフォンとのワンタッチテザリング接続も可能です。また、最近のタブレットでは珍しく4Gのセルラーモデル「Redmi Pad 2 4G」が用意されています。Redmi Pad 2 4Gのカラバリはグラファイトグレー、ミントグリーンの2色です。4Gモデルの価格は以下です。

Redmi Pad 2 4G

・4GB/128GB:2万7980円

早割価格(7月8~7月14日購入対象)
・4GB/128GB:2万5780円

販売チャネルと発売記念キャンペーン

 発売を記念して、8日から7月31日までの期間中にRedmi Pad 2 シリーズを購入すると、専用カバー「Redmi Pad 2 Cover(グレー)」がプレゼントされるキャンペーンが実施されます。

 販売チャネルは、量販店(エディオン上新電機ビックカメラヤマダ電機ヨドバシカメラ)、直営店(Xiaomi Store各店)、オンラインストア(Xiaomi公式サイト、Xiaomi公式楽天市場店、Amazon.co.jpなど)、MVNOイオンモバイル)などで購入可能です。

 Redmi Pad 2 4Gは直営店、オンラインストア、MVNOIIJmioイオンモバイル、QTmobile)で販売されます。

 Redmi Pad 2は、気軽に使えて子どもに買い与えるのにピッタリのタブレットです。タブレットを使ってみたいけど値段が……という人は、ぜひ手に取ってみてください。

強烈デザインの「POCO F7」が発売! 5万円台だけどハイエンド級の性能がスゴイ