
「可愛くごめん」が大バズりしたアイドルグループ、高嶺のなでしこが、9月7日(日)に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールでワンマンライブを開催する。“たかねこ”にとっては過去最大規模の会場となり、現在そこに向けて5曲連続配信リリース「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」プロジェクトを展開中だ。今回は、城月菜央、橋本桃呼、葉月紗蘭、東山恵里沙、星谷美来の5人に連続配信リリースのチャレンジと幕張への気持ちを語ってもらった。
■3周年&最大規模ライブに向けて…「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」
――WEBザテレビジョンでは1年ぶりのインタビューになります。これから高嶺のなでしこを知る人に向けて改めて、自己紹介をお願いします。
星谷美来:赤色担当の星谷美来(ほしたにみくる)です。“たかねこ”(※高嶺のなでしこの愛称)の中では、あざと可愛い担当です。可愛い系のセリフやパートを歌わせてもらっています。
葉月紗蘭:葉月紗蘭(はづきさあら)です。メンバーカラーは白色で、たかねこの中だと多分…“おとなしい人担当”です。本当はロックも好きですし、最近はちょっとビリヤードにハマり始めてるので、いっぱい練習して特技にできるように頑張ります。
東山恵里沙: 担当カラーはオレンジの東山恵里沙(ひがしやまえりさ)です。私はアイドルが大好きで、日頃からライブに行ったりアイドルさんの映像を見るのが趣味です。
城月菜央: 黄色担当の城月菜央(きづきなお)です。愛称は「選手」で、鳥って言われています!あと、ホラー担当です(笑)。
橋本桃呼: 濃いピンク色担当の橋本桃呼(はしもとももこ)です。たかねこの中では切り込み隊長として、取材とかでも1番に喋ったり、テレビとかでも1番に喋ることが多いです。“たかねこのパパ”って呼ばれているので、皆さんもパパって呼んでくださ~い!(笑)
城月菜央: パパー!(笑)
――橋本さんはたかねこの“パパ”なんですね!それはファンはみなさん周知の設定ですか?
橋本桃呼:(籾山)ひめりがママで、私がパパです。ひめりは「早く行くよ~!」みたいな感じなんですけど、私はそれをほんわかと見て、いざとなったら助けるポジションですね。
――昨年も連続リリースの動きがありましたが、今年は「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」とテーマがついたプロジェクトになっています。これは皆さんにとってどういう挑戦ですか?
橋本桃呼:3周年に向かって今、たかねこの活動自体を盛り上げて、ファンの方にも喜んでもらいたいという強い思いが込められています。「高嶺のなでしこ」を知ってはいるけど…という気になってくれている方を沼に引きずり込めるような、そんな企画にして盛り上げたいですね。
■キュート、エモさ、王道夏ソング…5曲連続配信リリースは「私達自身も何がくるか楽しみにしています」
――第1弾の「メランコリックハニー」は可愛くてキャッチーな盛り上がり曲ですね!
葉月紗蘭:「メランコリックハニー」は、女の子が朝起きてから準備をして、大好きな人とデートに行くっていう楽曲です。でもちょっと、自己肯定感低めな女の子なんです。だから、「もっと好きって言って!」って感じなのに、でも「“かわいい”なんて嘘いらない」と、ちょっとツンデレな歌詞が特徴になっています。サビが踊りやすい振り付けになっていて、TikTokだったりライブ会場でも踊ってもらえると思います。落ちサビの「MYダーリン♡」のところとかも一緒にコールできてすごく楽しい楽曲になってると思うので、ぜひたくさん聞いてほしいです。
――第2弾の「アイドル衣装」は東山さんの歌い出しが印象的でした
東山恵里沙:今までもファンの方への感謝の気持ちを歌う曲や、恋愛ソングはあったんですけど、衣装が主体となった楽曲が初めてだったので初めて聞いた時にすごく衝撃を受けました。「ずっと見つめてほしい」とか、ファンの方に伝えたい想いも込められた楽曲なので、私たちもファンの方も聞いた時にうるうるしちゃうような楽曲だと思います。「星」っていう言葉がよく出てきて、衣装もところどころに星のパーツが入っていたり、お星様っぽく星空色になっています。最後決めポーズで、みんなで星を作っているところがあるのでMVでも注目してもらえたら嬉しいです。
葉月紗蘭:タイトルから全然想像できなくて。曲を聞いてみたら「あ、こういうことか」って思ったんですけど、衣装に着目して曲を書いていただいたのが衝撃でした。“夢をまとい続ける”ことをアイドル衣装に例えて、アイドルへの決意や、ファンへの想いを歌った楽曲です。
城月菜央:MV撮影では、映像で見ると星みたいに映る照明が後ろにたくさんあって、それが本当に豆電球で!後ろに下がりすぎると…「ぶつかる~!」とか言いながら、スペースをうまく使ってみんなで頑張って踊ったのが印象に残っています。
――第3弾「初恋のこたえ。」もすごい爽やかな青春夏ソングですね。
星谷美来:6月18日に配信リリースした「初恋のこたえ。」は2年前に夏にリリースした「初恋のひと。」のアナザーソングになっています。学校生活を送る、甘酸っぱい恋心を歌った曲になっていて、MVでもプールや学校の校舎、教室の中で「初恋のひと。」の時と同じ制服をまとって撮影しました。2年経ったんですけど、外見も中身もメンバーそれぞれ成長して、ちょっと大人になった高嶺のなでしこによる、「初恋のこたえ。」をお届けできたらと思っています。
葉月紗蘭:「初恋のこたえ。」MV撮影日は雨予報で…高嶺のなでしこのミュージックビデオ撮影は雨が多いんですよ。雨どころか雪が降ったり…!ちょっと“雨女”さんが何人かいらっしゃるんです。でも今回は1日中いい天気で、夜には浴衣を着てみんなで花火シーンを撮影したり、終わった後に余った花火をみんなでやって写真撮ったりして、すごく楽しかったです。学校の撮影シーンも、2年前の「初恋のひと。」と撮影と同じ衣装を着て撮っていると「髪の毛もっと短かったな…」と2年前のこと思い出してエモーショナルな気持ちになりました。
――「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」を体現するような王道爽やかなアイドルソングが続いていますね。
橋本桃呼:「たくさんの人に知っていただける機会が多い楽曲」だって思いました。「メランコリックハニー」はキャッチーな振り付けにしたり、セリフ調になっている歌詞もあります。TikTokではそういう可愛い曲がよくバズっていますし、一般の方はもちろん、アイドルを応援してくださっている方にもすごく刺さる楽曲だと思います。「初恋のこたえ。」もアイドルとして王道な青春ソング。サウンドプロデュースのHoneyWorksさんからも、盛り上げたいっていう想いが込められているのを私たちもすごく感じています。
――第4弾は「ライフクエスト」です。こちらは7月2日(水)配信予定ですね。テレ東のドラマ「晩酌の流儀4 〜夏編〜」のエンディングテーマにもなっているんですね。
城月菜央:実は、たかねこ初のドラマタイアップ曲です!「ライフクエスト」は多くの人に当てはまるような歌詞になっていて、「頑張ろう」っていう気持ちや向上心を刺激するメッセージを伝えられる楽曲だなって思いました。
橋本桃呼:「晩酌の流儀」に当てはまるような、「美味しくいただきましょう」「幸せ味わいましょう」という歌詞も入っていて、ほっと一息つけるような楽曲になっていると思います。
――第5弾はまだこれからのお楽しみ…ということで。
橋本桃呼:第5弾は私たちもどんな曲が来るのか本当にわからなくて、でも、現段階で可愛い曲(メランコリックハニー)、エモい曲(アイドル衣装)、王道な曲(初恋のこたえ。)、それでほっと一息つけるような曲(ライフクエスト)の、次に「何が来るの!?」ってすごく私達も楽しみにしています。ファンの方にも楽しみに待っていてほしいです。私たちは一生懸命パフォーマンスを頑張って仕上げるので、ぜひ期待して待っていてください!
■メジャーデビューの1年は「気を引き締められました」
――5曲連続配信リリースの前後にツアーもたかねこフェスも、上海ライブもあって…多忙ですね!売れっ子を実感してきましたか?
橋本桃呼:去年と同じく、今年も充実しています。でも、忙しくてもメンバーと会えるのが楽しいです。「忙しい!」あれもこれもやんなきゃ!と、メンバー同士言い合っている時間も楽しいんです。このメンバーだから乗り越えられると思っているので、幕張までこの調子で走り抜けたいです。あと、忙しくなるにつれて、去年に比べてもよりメンバー同士の仲がすごく深まったなと思います
東山 恵里沙:家族より長い時間いるからね!
――昨年はメジャーデビュー1年目でした。1年を振り返ってメジャーデビューを実感するような瞬間はありましたか?
東山 恵里沙:もうすぐ結成から3年ということもあって、新人気分じゃいられないとすごく気を引き締められました。すごく個人的なことにはなるんですけど、おばあちゃんが近所の方にCDを配ったりしてくれて、「聞いているよ」って言葉をたくさんもらいました。やっぱりCDになると、思い出としても残りますし、「友達に渡してるよって」いうファンの方もいてくれて、やっぱりメジャーデビューは高嶺のなでしこが広がっていく大きなきっかけだと感じました。
星谷美来:対バンイベントやフェスに出演させてもらう時に、トリを務めさせていただく機会が多くなったなっていうのは去年より感じています。去年よりも知ってくださっている方も増えたので、初めましての方でも「高嶺のなでしこだ」って足を止めてもらったり、「トリがたかねこだから」って最後まで残ってくださる方も多くて。これから夏フェスのシーズンですから、いろいろなイベントに呼んでいただけたら嬉しいですね。
■最大規模の幕張メッセライブに向けて…「負けてられない」「もっと上のステージいきたい」
――多くの企画が進行して多忙ですが、今皆さんはどんなテンションなんですか?とりあえず今は、幕張メッセ 幕張イベントホールのワンマンライブに向けてがむしゃらに走っているところでしょうか。
橋本桃呼:幕張メッセ 幕張イベントホールは過去最大規模のライブになります。3周年はもう新人の域ではないので、もっともっと上のステージに登っていきたいです。近かったアイドルさんがどんどん上のステージに行ったり、SNSで話題になっているのを見ていて、私たちも負けてられないなっていう気持ちはすごくあるんです。今は幕張に向けて10人で気合が入っています。
――Zeppツアーや豊洲PITでワンマンライブをやることもアイドルとしてはすごいことだと思います。みなさんにとって幕張メッセでライブをすることはどういう意味を持つんでしょうか。
東山 恵里沙:本当に自分たちがこのステージに立てるのかという気持ちもあります。憧れのアイドルやアーティストの方が幕張に立たれているのを見てきたので、そのステージに立てるのがすごく嬉しいです。この5曲連続配信リリースでファンの方の期待度もすごく高まっていると思うのでいつも応援してくださっているファンの方にも、初めての方にももっともっと好きになってもらえるようなライブにしたいです。
――念願の幕張ワンマンライブに向けて取り組んでいることはありますか?
葉月紗蘭: HoneyWorksさんの楽曲はメッセージ性が込められていて、感動してくださる方が本当に多いので、楽曲を活かすためにも感情表現も磨いていきたいです。アイドルの枠を飛び出して、高嶺のなでしこの良さを伝えていきたいです。パフォーマンスを磨くのはもちろんですが、人としての魅力を磨いていきたいと思っています。
橋本桃呼:国立代々木競技場 第二体育館でワンマンライブ(2月)をしたのは、すごく大きな出来事でした。すごく大きな会場でバレンタインをファンの皆さんと一緒に過ごすことができたんですけど、でもその国立代々木競技場を完売で埋めることができなかったのはすごく悔しかったです。国立代々木競技場は360度お客さんに囲まれるセンターステージに初めて挑戦しました。本当に覚えるのも大変で、メンバーみんな一丸となって頑張って新しい成長ができたと思える舞台でした。だからこそ、「この夏すきになっちゃえばいいのに。」の期間、たくさんの人に音楽を届けたいですね。
■国民的アイドルになるために…最も大切にしているのは「高嶺のなでしこ」感
――着実にステップアップしていますが、高嶺のなでしこがさらに「国民的なアイドル」になるために、何が必要だと皆さん思いますか?
橋本桃呼:私は「高嶺のなでしこらしさ」が1番大切だなと思っています。この名前をいただいたからには、凛とした日本女性の清楚な美しさや佇まいが表されたグループにならなければいけないと思っています。代表曲の「美しく生きろ」もすごく高嶺のなでしこを体現している楽曲です。今はいろいろな挑戦をさせていただいていますが、芯にある「高嶺のなでしこらしさ」は常に忘れないように、肝に銘じていきたいです。
――かわいいだけじゃなく、曲が良いだけじゃなく、みなさんが理想とする姿があるんですね。お話を聞いていると、“人間性”を大事にしている印象です。
橋本桃呼:それがこの10人の良さが1番出ると思っています。可愛いことをやっているのもすごく可愛いと思うし、1人1人の良さも出ますけど、【10人の魅力】を発揮できるのはやっぱり芯にある「高嶺のなでしこらしさ」です。そこは忘れずにいきたいなと思っています。

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