全世界で社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンターテイメントスター・ウォーズ」(全作品ディズニープラスにて配信中)。「スター・ウォーズシスの復讐(エピソード3)」が、2025年7月9日に日本初上映20周年を迎える。ジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカーが、シスの暗黒卿ダース・ベイダーに変貌する衝撃のラストを描いた同作を振り返る。

【写真】同じ色のライトセーバーがしのぎを削る…師弟対決が悲劇の結末に

■同色のライトセーバーがぶつかり合った師弟対決

2005年5月19日に全米で公開された「シスの復讐」は、同年7月9日に日本でも公開を迎え、“衝撃の結末”が世界中を震撼させた。2025年5月には4日間限定で特別再上映されるなど、改めて注目を集める同作の公開20周年を記念して映画史に残る悲劇の物語について振り返る。

同作の主人公は、ジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカー。若きアナキンは共和国を陰から蝕むダース・シディアスの陰謀に巻き込まれ、愛する妻パドメの命を守りたい一心でダークサイドに堕ちてしまう。“選ばれし者”であったはずの彼が、シスの暗黒卿ダース・ベイダーへと堕ちてゆく瞬間が壮絶なアクションとともに描かれるのだが、特にクライマックスで見られるかつての師であり兄弟同然だったオビ=ワン・ケノービとの死闘はシリーズ屈指の名場面として語り継がれている。

火山惑星・ムスタファで繰り広げられたこの師弟対決は、「スター・ウォーズ」シリーズで初めて同じ色のライトセーバー同士がぶつかり合った伝説の一戦。自分が手塩にかけ育てた弟子であるアナキンから「あんたが憎い!」と恨みと憎しみをぶつけられたオビ=ワンは、「弟だと思っていた!愛していた!」と悲痛な言葉を残し、マグマに飲み込まれていくアナキンを見捨て立ち去る。その後、アナキンが悪役ダース・ベイダーとなるまでが描かれ、その悲劇の結末が世界中に衝撃を与えた。

■新作も続々と控え、勢いを増すSW

長年にわたり「スター・ウォーズ」の物語を彩る個性的なキャラクターは世界中で愛され、映画やオリジナルドラマシリーズ、アニメ-ションシリーズなど「スター・ウォーズ」の銀河は広がり続けている。

4月に幕張メッセで開催されたSW最大の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」には国内外から約10万人のファンが集結。アナキンダース・ベイダー役のヘイデンクリステンセンも来日し、会場に集まった大勢のファンたちから誕生日を祝福されるなど盛り上がりを見せた。

今後は「スター・ウォーズマンダロリアン・アンド・グローグー」(2026年5月22日日米同時公開)や、ライアン・ゴズリングが主演を務めるショーンレヴィ監督作「スター・ウォーズ/スターファイター(原題)」(2027年5月28日全米公開)が公開を控えている。

さらに、現在の「スター・ウォーズ」のタイムラインにおいて、旧3部作の25,000年前に遡って“過去”を描く映画、“現在”を舞台に帝国残党と新共和国の間で激化する戦いを描く映画、そして「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)」から15年後を舞台とした“未来”の物語を描く映画の3つの新作映画も控えるなど、「スター・ウォーズ」の勢いは増し続けている。

『スター・ウォーズ/シスの復讐(エピソード3)』ディズニープラスにて見放題独占配信中/(C)2025 Lucasfilm Ltd.