映画『ファンタスティック・フォー』シリーズや、ドラマ『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』などに出演したジュリアン・マクマホンさんが、がんのため56歳の若さで亡くなった。

【写真】『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』(2005)にドクター・ドゥーム役で出演したジュリアン・マクマホンさん

 Deadlineによると、妻ケリーが現地時間7月4日の声明で、ジュリアンさんががん闘病の末、2日にフロリダ州クリアウォーターで亡くなったことを発表した。

 「ジュリアンは人生を愛し、家族を愛し、友人と仕事、そしてファンを愛していました。出来る限り多くの人に、喜びを届けたいと心から望んでいました」と述べ、家族のプライバシー尊重を求めたうえで、こう締めくくった。「ジャスティンが喜びをもたらしたみなさんが、これからも人生に喜びを見出し続けますよう祈っております。思い出に感謝」。

 ジュリアンさんは1968年、後にオーストラリア首相となるウィリアムマクマホンの息子として豪シドニーで生まれ、モデルとしてキャリアをスタートさせた後、俳優に転身。母国の昼ドラでキャリアを積んだ後、ハリウッドに進出し、ドラマ『プロファイラー/犯罪心理分析官』や『チャームド 〜魔女3姉妹〜』などに出演。ライアンマーフィー製作の『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』では、 ディラン・ウォルシュとダブル主演を務め、ゴールデン・グローブ賞候補となった。

 その後、『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』と『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』でヴィクター・ヴァン・ドゥームドクタードゥーム)を演じたほか、近年はドラマ『FBIMost Wanted 〜指名手配特捜班〜』にレギュラー出演。オーストラリア首相を演じたNetflixの注目ドラマ『ザ・レジデンス』が遺作となった。

『ファンタスティック・フォー』俳優ジュリアン・マクマホンさん、死去 56歳 (C)AFLO