ユキヒョウの瞳を本物のそのままの輝きと透明感で描く方法がYouTubeに投稿されました。まるで本物のようなきらめきと美しい筆さばきが反響を呼び、記事執筆時点で7万回以上再生され、3300件以上のいいねを集めています。

 【画像】完成した絵

 投稿者は、野生動物を描く画家であり指導も行っている「Danielle Trudeau」(@DanielleTrudeauStudios)さん。今回は、ユキヒョウの瞳を美しく描く方法を教えてくれました。

 キャンバスいっぱいに描いていく瞳の中央に貼られているのは、金箔(きんぱく)風のシート。この上に薄くブルーの絵の具を塗っておきます。

 目の周囲の黒い部分を描いたら、その周囲に体毛の下塗りをします。このときは、最終的な仕上げよりも少し暗めの色を塗っておくといいそうです。一通り色を置いたら、まだ乾いていない絵の具の上から、体毛の質感を出すことを意識して重ね塗りしていきます。

 体毛の質感を大まかに描き上げたところで、瞳の虹彩の細かい着色に移ります。ここでは黄色がかったブラウンや、ブルー、ホワイトの絵の具を用います。虹彩の端のほうに光の反射を表現するハイライトとして白を入れると、瞳が輝いている感じがグッと出てきました。

 ここまでに塗ったところが完全に乾いたら、半透明な色を重ねるグレーズ技法により毛並みをより生き生きとさせ、目の縁に自然な潤いを与えます。

 虹彩には美しいペルシャブルーの色を重ねることで、ガラス玉のような透明感が加わりました。さらにいくつかのハイライトを追加して、輝きと立体感も表現します。

 数週間かけてしっかり乾燥させたら、ツヤの均一化と絵の保護のためにニスを全体に塗布して完成です。絵に光をあてると、最初の工程で瞳の奥に忍ばせた金色が輝いているのがわかります。なんて美しいんだ……!

 思わず見とれてしまうユキヒョウの瞳の絵には「生きているみたい!」「金箔はすばらしいアイデアですね。本当に生き生きとしています」「金色を下地に使うなんて思いつきもしませんでした」「この目はすばらしいし、毛並みもすばらしい」「すばらしいテクニックを共有してくれてありがとう。試すのが待ちきれないよ」というコメントが寄せられています。

 同チャンネルでは他にもさまざまな絵のテクニックを紹介。Instagram(@danitrudeau)でも同様の動画を公開しています。

画像引用:YouTubeチャンネル「Danielle Trudeau」より

 【画像】完成した絵