
大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演を務めるドラマ「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系/TVerにて配信※初回は拡大スペシャル)が7月9日(水)よりスタート。初回放送を前に、大森、相葉、松下からコメントが寄せられた。
【写真】ノンキャリアの伊垣(大森南朋)と将来を約束されたエリートの名波(相葉雅紀)
■SSBC=捜査支援分析センターを舞台にした刑事ドラマ
同ドラマは、2015年に放送開始された「刑事7人」以来、テレビ朝日×東映による伝統的な枠の10年ぶりの新シリーズとなる。舞台は2009年に警視庁に新設されたSSBC=捜査支援分析センター。SSBCは、初動捜査で犯人の足取りを追うための防犯カメラ映像の収集や分析、スマートフォンやパソコンの解析、犯人像のプロファイリングなどを担う“現代捜査のキーマン”ともいうべきプロフェッショナル集団だ。
そんな最先端の部署に初めてスポットライトを当て、SSBCの中に新設された、殺人・強盗・放火などの凶悪犯罪を担当する“捜査一課を専門に支援する別班”、SSBC強行犯係とそこを取り巻く人々の活躍、そして人間模様が描かれる。
SSBC強行犯係で機動分析を担当するベテラン捜査官・伊垣修二を大森が、SSBC強行犯係に出向してくる“キャリア組”で、内閣官房長官を伯父に持つ名波凛太郎を相葉が、警視庁捜査一課・主任で伊垣とは元夫婦でもある青柳遥を松下が演じる。
■元捜査一課の刑事・伊垣と外資系証券会社から転職してきた名波がバディに
伊垣は、捜査一課のノンキャリアの刑事だったが、3年前に問題を起こし、SSBCに異動になった。正義感と共に刑事という仕事に誇りを持ち、自分の手で1秒でも早く犯人を捕まえたいという気概を持っている。そのため、あくまでも捜査を支援する部署で、自分の手で犯人に手錠をかけることはないSSBCでの仕事には欲求不満を感じている。
名波は、都内の一流大学を卒業し、外資系証券会社に就職。40歳を前に転職を考え、警察庁が2024年から実施している「国家公務員総合職中途採用試験」に合格し入庁した。中途採用でありながら、将来は警察官僚になるキャリア組。研修を終え、警視庁に出向し、SSBCに配属される。頭脳は優秀、数字にはめっぽう強く、ビジネスで培われたコミュニケーション能力もある。やがて教育係の伊垣と良きバディになっていく。
遥は、警視庁捜査一課・主任でノンキャリア。伊垣とは実は元夫婦。お互いの頑固さゆえ、公私ともにたびたび衝突するようになり、ついに遥が愛想を尽かし、離婚。刑事としての優秀さとリーダーシップを捜査一課長の八重樫に認められ、主任に抜てきされた。捜査上、密に関わるSSBCには“上から目線”で支援を要求してきた。しかし、名波が加わり、伊垣×名波のコンビが暴走を始めることで、次第に迷惑を被ることになる。
■大森南朋「名波の明かされていない部分もいい感じに気になるのでは」
第1話を一足先に見た大森、相葉、松下。大森は、「テンポ感もよく、カメラワークも新しい感じで、面白かったです。それぞれのキャラクターも第1話でしっかりと紹介されていて、わかりやすく見られるようになっているんじゃないかと思います」とコメント。
「伊垣と名波もこれからどんどんいいバディになっていくでしょうし、名波のまだまだ明かされていない部分もいい感じに気になるのではないでしょうか」と語る。
■相葉雅紀「キャラクターが1人1人立っていて、物語のテンポもいい」
相葉も「伝統的な刑事ドラマの雰囲気は保ちつつ、捜査方法は現代的であったりと新しさを感じました。キャラクターが1人1人立っていて、物語のテンポもいいので、すぐにドラマの世界に入れて見やすかった」と感想を。
福田靖脚本ならではの会話の応酬やテンポ感については、「せりふ自体が面白いのはもちろんですが、せりふをより魅力的にする先輩方の力に圧倒されましたし、それがこのドラマの面白さにもなっていると思います」と、撮影現場で刺激を受けている様子。「ドラマの最後は見ていてスカッとしますし、爽快感のある作品になっています!」とアピールした。
■松下奈緒「みんながどんな風にひとつのチームになっていくのかが楽しみ」
そして「事件解決へのハラハラドキドキ感があり、あっという間の時間でした」と松下。「自分がいない時のSSBC強行犯係内の皆さんのキャラクターや、伊垣さんと名波さんの関係性も面白く見ました。これからみんながどんな風にひとつのチームになっていくのかが楽しみな第1話でした」と話した。
警視庁捜査支援分析センター、通称SSBC――防犯カメラ映像の収集分析やスマホ・パソコンのデータ解析、容疑者のプロファイリングなどを行い、あらゆる捜査を支援する部署。そこに新設された「SSBC強行犯係」は、殺人強盗放火などの凶悪事件を担当する”捜査一課”を専門に支援する別班で、先の久世俊介内閣官房長官(佐藤浩市)銃撃事件の犯人検挙にも多大な貢献をしていた。
機動分析担当の伊垣修二(大森)をはじめ、情報分析を担当する木沢理(伊藤淳史)、技術支援担当の光本さやか(足立梨花)、情報支援担当の仁科瑠美(丸山礼)、そして機動分析担当の小山田勝也(高木雄也)、城慎之介(野村康太)らが属するSSBC強行犯係に、ある日、元外資系証券会社のファンドマネージャーで「国家公務員総合職中途採用試験」に合格した”キャリア組”の名波凛太郎(相葉)が配属される。
係長の葛原茂(光石研)によって伊垣が名波の”教育係”に任命された矢先、SSBC強行犯係に臨場要請が。現場ではベンチャー企業・プレイヴァージ社長の桐生聡史(窪塚俊介)が腹部を刺されて死亡しており、伊垣たちはいつものように付近の防犯カメラ映像などの収集を始めようとする。
すると突然、名波が遺体を確認しようと規制線をくぐる。慌てて止めようとする伊垣だったが、そこに捜査一課の主任・青柳遥(松下)が現れ、「SSBCは関係ないでしょ!」と、追い出されてしまう。 伊垣は近隣の住人から防犯カメラ映像を収集しながら、名波に「捜査一課はSSBCを裏方だと思っている」と話す。
そして、遥や捜査一課の八重樫雅夫(遠藤憲一)らが顔を揃え、捜査会議が行われる中、プレイヴァージの副社長・玉井涼介(中村俊介)も昨夜何者かに襲われていたことが判明する。玉井は襲ってきた犯人のナイフを間一髪でかわし、脚への怪我で済んでいたが、社長である桐生が殺されたと知り、激しく取り乱す。
その頃、SSBC強行犯係は集めた防犯カメラ映像を解析していた。名波は最先端デジタル捜査を目の当たりにして感動しながらも、”裏方”という言葉に疑問を抱いていた。そこへ、官房長官の久世が銃撃事件のお礼に現れ、名波が久世の”甥”だということがわかる。衝撃の事実に混乱する八重樫。そして桐生の殺害現場で名波を怒鳴りつけてしまった遥も動揺を隠せない。
やがて、伊垣と名波は防犯カメラに映る”犯人と思しき黒ずくめの男”を見つけ出す。すぐに捜査一課に知らせようとする伊垣を制止した名波は、「こいつがどこから来たのか突き止めなきゃ。行きましょう!」と現場に出ていこうとする。
その頃、捜査一課では玉井の証言により、ゲームプログラマーの川瀬浩一(浜野謙太)から話を聞いていた。桐生とともにプレイヴァージを立ち上げたものの、会社の金を使い込み、会社を解雇されていた川瀬。疑いを濃くした捜査一課は川瀬を重要参考人として進めていく。

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