
意図的にぶつかってくる「ぶつかりおじさん」が問題になっているが、加害者は男性に限ったことではないようだ。千葉県の50代女性(事務・管理)は、「『ぶつかりおじさん』ではないんですが」と前置きし、通勤電車で遭遇した執念深い女性とのトラブル体験を明かした。
その日の仕事帰り、いつものように車内は混雑し、網棚に荷物を上げる隙もないほど「次々乗り込んでくる乗客に押されて」身動きがとれないほどだった。
「周りにいくら配慮しても、荷物や腕がぶつかってしまうことはある程度は仕方無いと思うんです」
と理解を求めつつ、当時を振り返っている。(文:長田コウ)
「油断していた私の視界外から、突然体当たりをくらいました」
女性は、「肩から掛けたバッグを必死に自分の身体に沿うように引き寄せて」立っていたそう。すると、近くにいた女性が……。
「『こっちに寄るな』とばかりに肘でぐいぐい押してきた。荷物が当たってるって怒りの気配を感じたのですが、混雑でどうしようもない」
必死に耐えているうちに駅に着いた。順番にホームに降りて改札へ向かう階段へと急いていたところ、視界の端には「さっき肘で押してきた女性」が映り、女性の方に向かってくるのが見えたという。
「ぶつかってこようとしてると察知したため、咄嗟にノールックで避けた私。その女性は回避されてよろけていました」
見事に避けることに成功し、そのまま何事もなかったかのように階段を上って改札口へと向かった。しかし、これで終わりではなかったのだ。
「揉め事にならなかったのと、いちゃもんつけられそうになったのを回避出来たので気分がよかったのですが、そんな感じで油断していた私の視界外から、突然体当たりをくらいました」
完全に不意を突かれてしまった。驚いて、ぶつかってきた人を見ると案の定、先程の女性がこちらを睨んでいた。睨みつけながら足早に去っていったため、何も言い返すことができなかったそう。本音をこうこぼしている。
「満員電車で近くにいる人の荷物でちょっと押されたことに怒りを抑えられない上に、押し返すわ、ぶつかろうとするわ、避けられたらリベンジしてくるわ、無駄なエネルギーの使い方をするババァだなと呆れた次第です」
その上で、「あんなのが同じ地元にいるのか……。また電車で遭遇しないといいけど」と今後に懸念が残ってしまったようだ。
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