大垣俊介(横浜流星)©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

 2025年6月6日に公開の映画『国宝』。歌舞伎界を舞台に、吉沢亮演じる立花喜久雄と、横浜流星演じる大垣俊介という二人の歌舞伎役者が、芸の道を極めるために苦悩し、切磋琢磨する姿を描いた本作は、連日記録を更新する大ヒットとなっている。

 吉沢亮横浜流星の2人について「喜久雄と俊介の曽根崎心中は、まさにバケモン」、「2人の説得力抜群のビジュアルと鬼気迫る演技」と演技が絶賛。

 また、上方歌舞伎の名門に生まれ、宿命を背負いながらも芸の道を追い求める大垣俊介(花井半弥)を演じた横浜流星の熱演が、観客の心を鷲掴みにしている。生まれながらにして将来を約束され、天才的な才能を開花させる喜久雄への葛藤を抱えながらも、懸命に芸と向き合う俊介の繊細な表情や静かな眼差しは、「名門の跡取りを演じる繊細な表情が見事」「静かな眼差しに嫉妬とか深い慈しみが感じられて何度も胸を打たれた」と反響を集めている。

 上映時間2時間54分という長尺にもかかわらず、「3時間でも全然時間が足りない」「あっという間」とSNSではコメントが飛び交い、公開わずか1カ月で動員319万人、興収44億円を突破。2025年公開の邦画実写作品で堂々のNo.1に輝き、東宝配給作品として2000年以降、史上初の4週連続前週超えという歴史的快挙を達成した。(数字は興行通信社調べ)