
大塚製薬は7月9日、「ポカリスエット」のインドでの販売を7月から開始したと発表した。インドネシアの現地法人「PTアメルタインダ大塚」で製造した製品を、インド現地法人「大塚ニュートラシューティカルインディア」が輸入・販売する。
インドで販売しているのは、350ミリリットルと500ミリリットルのペットボトル製品。2024年にインド現地法人を設立し、展開に向けた準備を進めてきた。日本発のグローバル製品として、日常や暑熱環境下などの発汗シーンに寄り添うブランドとして提案する。
大塚製薬はインド展開の背景として、近年の気候変動による健康リスクが増加していることを挙げ、「適切な水分・電解質を補給できる健康飲料の必要性が増している」と指摘する。
ポカリスエットは現在、20以上の国・地域で展開しており、2021年以降、海外での販売数量は国内を上回っている。4月にはベトナムで初のポカリスエット工場を開設した。2012年のベトナムでの展開開始以降、経済成長や健康志向の高まりを背景に、事業は順調に拡大しているという。

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