アメリカのトランプ大統領が日本に対して25％の関税を8月1日から課すと明らかにする中、今後の焦点となる自動車への関税をめぐり、アメリカ国内でも不安の声が上がっています。
ニューヨーク・マンハッタンから川を挟んだニュージャージー州の公園には、日産・スカイラインやマツダのRX-7など、新旧約200台の日本車が集まり、多くのファンが詰めかけました。
子どものころから日本車に憧れていたという男性の車はホンダのインテグラ。ヘッドライトやバンパーなどをはじめ、多くの部品を日本から輸入し、メンテナンスしているといいます。
「部品代だけで1000万円近くかかっているかも。もし部品にさらに関税がかけられればオーナーにとって恐怖だよ」（来場者）
トヨタのクラウンに乗っている男性は、すでに部品が値上がりしているといいます。
「部品を輸入したらすでに関税で50ドル高くなっていた」「日本車が大好きだから、日米の関税交渉がうまくいくことを願っているよ」（来場者）
さらに、トランプ大統領への批判の声も……
「日本からNSXやスカイラインの輸入を検討している」「トランプは俺たちの趣味を邪魔しないでほしい」（来場者）
オーナーからの不安の声が広がる中、イベントの主催者は……
「関税の話が出た時、SNSでは日本車の価格がどうなるのかが最大の話題だった」「みんな部品などの値段が高くなるんじゃないかと怯えているよ」（主催者 エドウィンレイズさん）
アメリカの消費者の間では、トランプ政権の関税措置によって再びインフレが加速するのではないかという懸念が広がっています。（ANNニュース）
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