
木村文乃が主演を務めるドラマ「愛の、がっこう。」(毎週木曜夜10:00-10:54 ※初回は夜10:00-11:09、フジテレビ系)が7月10日(木)よりスタートする。本作は真逆の世界を生きる2人が引かれ合い、愛を学んでいく、禁断なのに純愛なラブストーリー。このたび、木村とラウールにインタビューを実施し、初共演となるお互いの印象についてや、ドラマのタイトルにちなんで愛を教えてくれた存在について語ってもらった。
■青空が似合うドラマになりそう
――木村さんは真面目な高校教師・愛実、ラウールさんは文字の読み書きが苦手なホスト・カヲルを演じられます。本作はどんなドラマになっていきそうですか?
木村:タイトルの「愛の、がっこう。」だけ見るとドロドロした禁断の愛を描く作品に思えますが、大人同士の恋愛なのにクスッと笑えて、青春の匂いがする青空が似合うドラマになりそうですよね。
ラウール:確かに。教師と生徒のディープな愛を描くのかと思いきや、愛を知らない教師とホストが出会って、愛を学んで成長するというピュアな物語になりそうです。
木村:真面目で恋に不器用な愛実がどんなふうにカヲルに引かれていくのか、演じる私自身も楽しみ。愛実が言葉や社会をカヲルに教えるうちにお互いにとって必要な存在になっていく喜びから、愛に入っていくのかなって思います。
ラウール:カヲルはホストとして恋愛感情を持たせるのは得意だけと、ピュアなカヲル自身が本気の恋に移り変わるのは、割と単純なきっかけな気がするんです。
木村:愛とは何ぞやっていうことが分からない人たちばかりなので、いきなり恋に落ちるという展開にはならないと思っています。
ラウール:愛を知って深めていくのか、邪魔になって離れていくのか。そこも気になるところですね。
■木村文乃「日頃は(ラウールと)きょうだいみたいな感じでいられたら」
――お互いの役の印象については、どのように思われていますか?
木村:カヲルは嘘つきですかね。反対に、愛実は嘘がつけない人間。私は台本を読みながら、「また愛実はそうやってピュアに信じちゃって、ダメだよ!」と思います(笑)。
ラウール:愛実は真面目過ぎて、少しイタいなという方向に向かっていくところがいとおしい存在です。
木村:視読者の皆さんにもそう思ってもらえるように頑張ります。
――今回、お二人は初共演ですね。
木村:お会いする前は、ダンススキルがすごくて、“才能の塊”なんだろうなという印象を抱いていました。実際にお芝居をしてみると、とても努力家ですし、すごく役に対して愛情がある方なんだなと感じました。
ラウール:ありがとうございます。うれしいです。木村さんは非常に謙虚な方で、人当たりの良さと、温かさが感じられて、ものすごく落ち着きます。
木村:役の関係性がラブラブという感じでもないので、日頃はきょうだいみたいな感じでいられたらなって思っていて。落ち着くって言っていただけたので、第一歩クリアかな? うれしいです。
■愛を教えてくれた存在は…“愛犬”、“母親”
――愛を学んでいくドラマにちなんで、自分自身に愛を教えてくれた存在を教えてください。
木村:愛犬ですかね。今、4匹の大型犬を飼っているんです。実家ではネコを飼っていて、MAX8匹いたのですが、イヌを飼ってみたら、すごく人間に寄り添って生きてくれるし、見返りを求めない愛を感じちゃって。もう毎日濃密にラブラブしています(笑)。
ラウール:僕は母親です。子供の頃は母親に心配されるのが嫌な時期もありましたが、一人暮らしをするようになって、母親のありがたみに気付きました。最近は月に2回は実家に帰って、母とドライブをしています。
◆取材・文=福田恵子

コメント