
ゴミ屋敷に放置されていた犬を保護してお風呂に入れた時の様子が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で11万回視聴を突破、2700件を超える“高評価”が寄せられています。
動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「ありんこりんこ」の「ありんこ」さん。ありんこさんは2024年2月に自宅の近くで倒れていたラブラドールレトリバーの「狛子」ちゃんを保護。3月に2匹の子犬「よじ」ちゃん、「ごじ」ちゃんが産まれるという驚きの保護経験を持ちます。以前は、窓から入って来たまさかの訪問者の動画が注目を集めました。
今回の動画は別のワンちゃんの話題。同僚のNちゃんから「向かいのゴミ屋敷の犬を助けてあげたい」と相談を受け、なんだかんだあった末、ありんこさんが期間限定で預かることになったそうです。
ワンちゃんは6歳の男の子で名前は「てんてん」ちゃん。皮膚病があり、フィラリアや寄生虫もいたのでお薬を飲んでいます。この日は、保護したてんてんちゃんをお風呂に入れようと思ったのですが、これまで外飼いで放置されていたため、先にしっかりブラッシングをしていきます。
気配を察したのか家に入りたくない様子のてんてんちゃん。呼んでも来ないので、お風呂場まで強制連行します。体重27キログラムのてんてんちゃんは、お風呂場に入れてみると思っていた以上の大きさ。かなりのニオイもあるので、しっかり洗ってからカビ(真菌)の薬を塗ろうと考えました。
全身にお湯をかけて、犬用のシャンプーで洗っていきます。汚れがたまっているのか、1回目のシャンプーでは泡立たず。追加のシャンプー繰り返すうち、やっと泡が出てきました。よほど汚れがこびりついていたんですね……。
普通のシャンプーが終わったら、カビ用シャンプーの登場。症状がある体の下半分を集中的に洗います。軽快なトークをしながら洗って行くありんこさんは、時折てんてんちゃんに「もうちょっとだよ」と声をかけます。
盛大な犬ドリルを浴びてお風呂場から上がり、タオルドライをしていきます。体が大きいので拭きあげるのも一苦労。荒ぶるてんてんちゃんの相手に疲れたのか、ありんこさんは「後でラーメン食ってやる」と決意します。
タオルドライの後はドライヤーの時間。乾くにつれ、ふわふわの毛並みが復活していくのがよく分かります。仕上げに使うのはお薦めされたという保湿剤。首や尻尾など、毛が抜けている所に塗って行きます。毛のツヤがちがう!
先住犬「狛子」ちゃんの首輪を借りてりりしい姿になったてんてんちゃん。頑張ったごほうびにお芋のオヤツをもらいます。
きれいにしてもらったてんてんちゃんは、ピカピカで黄金色の毛並み。洗う前の茶色とは大違いです。その後、外に出て日の光を浴びるうれしそうなてんてんちゃん。毛並みが光っていますよ! 洗ったばかりなのに地面に寝転んでしまうという、ワンちゃんらしい一面を見せてくれました。
てんてんちゃんは現在、里親さんに引き取られて新しいおうちで幸せに暮らしているとのこと。ありんこさんいわく「私よりもいい暮らししてる」のだとか。本当によかった!
コメント欄には「てんてんちゃん大人しくていい子ですね」「浴室にきてからは大きな抵抗ないけど、表情がスーンっなってるのかわいそうだけど笑っちゃった」「オラオラ言いながらてんてんちゃんを洗っているありんこりんこさん!! かっこいいです!」「同じ犬を飼っている者としてお礼を言います。ありがとう」「本当にお疲れ様でした!」「幸せになるんだよ」といった声が寄せられています。
ありんこさんはYouTubeチャンネル「ありんこりんこ」やX(Twitter)(@meromerodokkyun)でワンちゃんたちの情報を発信している他、電子書籍『ある日大型犬を拾ったら』も発売中です。

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