
ランドクルーザーを“ド素人”が白塗りしたら……? 驚きのカスタム動画がYouTubeに投稿され、生まれ変わった姿が「やばい」「カッコいい」と注目を集めています。動画は記事執筆時点で1万2000回以上再生されています。
愛車「ランクル80」の塗り替え
動画を投稿したのは、北海道でのソロキャンプや釣りなどの様子を紹介しているYouTubeチャンネル「八丸」。今回は自らを“ド素人”と呼ぶ八丸さんが、愛車のトヨタ「ランドクルーザー80」にカスタムと補修、塗装を施します。
2015年に購入したこのランクルのカラーは純正のブラックでしたが、2022年、八丸さんの手で「イーグルブルーグレー」という色に塗り替えました。今でもその色を気に入ってはいますが、白への塗り替えを決意。各所の補修とちょっとしたカスタムも施すことにしました。
塗装の前にまずトランクのリアゲートの劣化部分を補修します。これは、リアガラスのパッキンからの浸水による劣化で、パッキンを専用の補修剤で補修した後、劣化部分の表面をサンダー(研磨機)で削ってから木工パテを塗り付けます。
車専用のパテは加工が難しいので、ここでは扱いやすい木工パテを使います。パテはそのあたりに落ちていた厚紙をヘラ代わりにして延ばしました。
パテが乾いたら手作業で削ります。サンダーできれいに削る自信がないので手作業にしたそうですが、これはかなり疲れる作業となり、思わず「心折れる」とボヤきました。
塗装前の下準備を整える
塗装の準備は続きます。次は、車体に貼られていたエンブレムやステッカーを剥がし、チューブバンパーとグリル、ウインカーを取り外します。ヘッドライトについてはこれから車検を控えていることもあり、光軸がずれると面倒なのでここでは触りません。
それから、ボディー全体を研磨して小さな凹凸を付け、塗料が乗りやすくします。このとき、パーツクリーナーで油分を落としつつ作業を進めます。油分が残っていると、特に白色塗料では油分と一緒に茶色くなって浮いてくるからです。
さらに、塗装しないところに塗料が付かないようテープでマスキングします。これで塗装の準備が整いました。
ハケの跡が目立たない塗り方は……?
塗料は缶の中で混ぜてから使う分を別容器へ。塗りやすくするために少し水を入れてよく混ぜておきます。まず、細かい部分をハケで塗り、そのあと広い面をローラーで塗ります。厚塗りはせず、塗って乾かしたらまた重ね塗りすることを繰り返します。このやり方だとハケの跡が目立ちません。
白く塗装する場合、色が乗りにくいそうでかなり時間がかかりました。なんとかボディーの塗装を終わらせたところで、ホイールを白のスプレー塗料で塗ります。このとき、ホイールとタイヤの間にトランプをずらっと並べるようにして差し込み、タイヤ側へ塗料が付かないようにします。これは車をDIY塗装する人のあいだで知られているやり方なのだそうです。
ひと通りの塗装が終わったところで、自分がデザインしてオーダーしたカッティングステッカーを貼り付けます。以前も同じものを使っていましたが、実は1カ所スペルミスがあるとのこと。さて、どこなんでしょうか……?
さらに、「今回の一番の見せどころ」として、木々と山々のシルエットをかたどった市販の大きなデカールを車体の両サイドに貼ります。そして、「冒険用」と書かれた遊び心のあるデカールを貼り、ボンネット前方には「LAND CRUISER」と書かれたエンブレムを貼ります。
完璧じゃなくても「そこまで気にしない」
その他、アウトドアに便利なパーツを取り付け、劣化パーツの補修を行ったら完成です。毎週の休みと仕事の前後の時間を使い、1カ月以上を費やした作業が終了しました。
白いボディーは軽やかな印象で、デカールやステッカーもよく映えています。塗装に関してはあくまで「自己満足」とのこと。「多少はみ出していたり、ゴミが付いていたりしても、乗ってたら気にならなくなります」「僕の場合はそこまで気にしない」と自身の考えを述べました。
「かっけーマシンに」「とてもおしゃれな仕上がり」
十分以上の出来映えとなった結果に、「爽やかになりましたね」「ステッカーといい、良い感じになりましたね」「いい! いい! かっけーマシンに仕上がりましたね〜」「白色もカッコイイですね!」「とてもおしゃれな仕上がりです」「お疲れ様でした。かっこよく仕上がりましたね」という反応が寄せられています。
なお八丸さんは、この新しくなったランクルでも、これまで通りアウトドアを楽しみまくるとのことです。
画像提供:YouTubeチャンネル「八丸」

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