今では信じられないが、かつての就職・転職の面接では、セクハラまがいの質問が横行していたようだ。そんな時代の驚くべき面接体験が寄せられた。

岩手県の40代女性は、新卒で受けた「地方では一流企業といわれる会社」での面接が忘れられないという。そこで面接官から飛び出したのは、結婚に関する信じがたい発言だった。

「結婚を考えている彼氏はいますか?結婚したら辞めてもらいたいので」
「4大卒は短大卒より働く期間が短くなるので」

露骨な「寿退社」の強要であり、現代の感覚では到底受け入れられない。だが、驚きはこれだけでは終わらなかった。(文:篠原みつき)

「就職しないで結婚しちゃえばいいのに」発言も

面接官は、さらに信じられない質問を続けた。

「下着の色は何ですか?」

この質問には「正解」まで用意されていたというから二重に驚かされる。女性によると「『白です。清潔感のあるものを心がけています』が正解だそうです」とのこと。仕事にはまったく関係のない失礼な質問で、女性は「今ならありえないですよね」と当時を振り返る。

また、東京都の50代女性も、30年ほど前の27歳の時に受けた面接で、面接官からこう言われた経験を持つ。

「就職しないで結婚しちゃえばいいのに」

あまりの暴言に、同席していたもう一人の面接官が「驚いてその面接官を見ていた」という。仕事の面接なのだから驚くのは当然で、当時としても常識外れの発言だったのだろう。

これらの質問からは、女性が一人の働き手であるという認識の欠如がうかがえる。今であれば大問題に発展するに違いない。

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面接で「下着の色は何ですか?」→「『白です』が正解」今ではありえないセクハラ質問に絶句