
お家に余っている毛糸を使った編み物のアイデアがYouTubeに投稿されました。中途半端に残っている毛糸をかき集めて作った驚きのアイテムが注目を集め、動画は記事執筆時点で14万回以上再生されています。めちゃくちゃオシャレで作ってみたい!
投稿したのは、YouTubeチャンネル「ちゃんえぬCrochet」(@chann84)。投稿者のしみずなつひさんは、かぎ針編み作品に関する編み方動画の発信や、オジリナル編み図の販売をしています。
色も太さもバラバラな毛糸を使ったセーターの編み方
今回紹介するのは、色も太さもバラバラの毛糸を使った“ノコセーター”の編み方。編み物を趣味としている人なら、作品を作るたびに毛糸が微妙に残る……という経験をしたことがあるのではないでしょうか。お家に眠っている毛糸を使い、おしゃれなセーターを作っていくそうです。
冒頭では毛糸使用量と編み上がりのサイズについて解説。ただ、指定の毛糸ではないことから参考程度となっており、使用する毛糸によって調整が必要かもしれません。
並太以上の毛糸がちょうどよいとしつつも、「さまざまな太さの毛糸を使用すると、編地に強弱が出るので好きな糸を使ってください」とのこと。動画では、かぎ針は10号6mmを使用し、ゆるめに編んでいます。
編み始めは鎖編み
まず、鎖編みを73目編み、続けて裏山を拾いながら細編みを編んでいきます。裏山は、鎖編みの裏側にポコッと飛び出した部分。裏山に編み入れていくと見た目がきれいになるというメリットがあります。
細編みを73目編んだら立ち上がり鎖編みを4目編み、2段目は長々編みを編んでいきます。長々編みは、最初の立ち上がり鎖編みを含めて73目です。次の3段目では鎖編み4目で立ち上がり、長編みと鎖編みを交互に繰り返します。2目飛ばした3目めに針を入れて長編みをし、鎖編みを1目編む…といった編み方です。
ここまでの3段を1つの模様として繰り返していきます。4段目からは、また同じように細編みから編んでいきましょう。25段目の細編みまで編んだものを2枚(前身頃・後ろ身頃)作ります。
毛糸を変える方法
毛糸を変えたい場合は、目を途中まで編んだら引き抜く手前で一度止め、変えたい毛糸を向こう側においたら針にかけて、そのまま引き抜きます。糸端は編み進めるときに一緒に巻き込んでいくと、後始末をしなくていいのでおすすめとのこと。
肩と袖下を閉じる
身頃が完成したら肩部分を閉じます。身頃を中表にして重ね、細編みの頭を拾いながら、とじ針で閉じていきましょう。動画では左右23目ずつ閉じていますが、頭が入れば何目でも大丈夫とのこと。端は2回くらい繰り返すとしっかり閉じられます。
次は袖下です。13段目の細編み部分にかぎ針を差し入れ、鎖編み1目で立ち上がり。同じ目に細編みを1目編んだら、以下を繰り返して左右の袖下を閉じます。
鎖編みを3目編み、長編みと長々編みの間で細編み
鎖編みを4目編み、長々編みの次の細編み部分に細編み
身頃と同じように袖を編んで完成!
まずは、長々編みと長編み部分にだけ編んでいきます。長々編み部分に鎖編み1目で立ち上がったら、同じところに細編みを3目編み、次の長編み部分にも細編みを3目。これを繰り返していきましょう。
前身頃と後ろ身頃を閉じた部分は細編みをし、1周したら最初の細編みに引き抜き編みをします。動画では50目編んでいました。
次からは身頃と同じ編み方です。往復編みしながら長々編みと長編みを交互に編んでいきます。袖は、長めにしたり七分袖にしたりと好きな長さにアレンジしてもいいですね。
袖口は、鎖編み部分に細編みを1目することで目を減らして絞っていきます。細編みを2段編めたら、最初の目に引き抜き編みをし糸を始末して完成です。
オリジナル作品ができる
完成した作品は、編み目が大きくざっくりとしたボリューム感のあるセーターに仕上がりました。複雑そうに見えますが、編み方は4つのみ。基本のパターンさえマスターすれば、スムーズに編み進められるのではないでしょうか。
使用する毛糸の違いや色の組み合わせで、この世に1つしかないオリジナルのセーターが編めそうですね。
しみずなつひさんは、Instagramアカウント(@chan.n721)でも作品を公開しており、「chan.N Knitting&Crochet」では、オリジナル編み図も販売しているほか、無料の編み図も公開しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「chan.N Knitting&Crochet」

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