
●夏の強い日差しを浴びて、ぐんぐん育つ大葉。6月〜9月頃にかけて旬を迎え、日本食には欠かせない名脇役です。この記事では、大葉の栄養素とレシピを紹介します。
蒸し暑い日が続くと、どうしても食欲が落ちがち。そんなとき、ひと口で気分をリフレッシュしてくれる「大葉」の出番です。
通年通して欠かさない野菜ではありますが、露地栽培の大葉は6月~9月頃にかけて、市場に最も出回ります。そうめんや冷ややっこなどにかけたり、肉やチーズで巻いてみたり、夏の食卓に欠かさない名脇役ですね。
大葉の栄養素は?
大葉の魅力は香りだけではありません。強い抗酸化作用を持つβカロテンやビタミンC、カルシウムや鉄分、食物繊維など、実は体がよろこぶ栄養素がたっぷり含まれています。
βカロテンは、抗酸化作用があり、免疫力アップや皮膚や粘膜の健康維持をサポートする栄養素です。しかも吸収は加熱することでぐんと上がるので様々な調理でも活躍してくれます。

よくお刺身にも大葉が添えられていますね。「ペリルアルデヒド」という香り成分に防腐、殺菌作用があると言われ、古くから食中毒対策としても重宝されてきた食材なのです。
香りも栄養素もたっぷりの万能な大葉。そこで、我が家で良く食べているレシピを2品紹介します。夏の食卓を爽やかに彩りながら、からだにもうれしい一皿を、ぜひお楽しみください。
香る、ふんわり甘めの「大葉入り玉子焼き」

大葉は生命力が強く、旬の時期は畑で毎日たくさん収穫できるほど育ちます。実家では夏といえば大葉がよく食卓に上がり、とくに大葉入りの玉子焼きは幼少期からの大好物。白だしと砂糖で簡単に味付けすれば、大葉の爽やかな香りを楽しめます。冷めてもおいしいので、お弁当や朝ごはんにもピッタリですよ。
白だしの塩気と旨みで、少ない調味料でも味がきまりやすく、失敗しにくいのがうれしいポイント。粗熱が取れると味がなじむので、お弁当にもおすすめ。食べるときに醤油をひと垂らしすると、よりご飯がすすむ味に。
しいたけの香りが重なる「しいたけと大葉のモッツァレラ焼き」

肉厚のしいたけに、モッツァレラチーズのコクと大葉の爽やかさを重ねた、シンプルながら香りと旨みが広がる一皿。火を通すだけの簡単レシピなのに、前菜にもおつまみにもぴったりなごちそう感も演出できます。
クセのないモッツァレラは大葉やしいたけの香りを楽しみやすいですが、カマンベールやとろけるチーズでもアレンジ可能で、より食べ応えが増すのでおすすめですよ。
![旬の大葉を楽しみましょう! [食楽web]](https://news-img.cdn.nimg.jp/s/articles/body_images/17940400/32bc524e40817acc83acfb3cb932fbd6d808e7c21657400d37a615eedb0c34b6ec4b7262ad82375eaa02661de5d8a69dbbc97c44461fed31ab1b2b5f875182bc/b414x400l.webp?key=5c48d52c5514e4cf6ad39fd41b9b4fbf5cd9f86662482cb85f2563294849a626 1x, https://news-img.cdn.nimg.jp/s/articles/body_images/17940400/32bc524e40817acc83acfb3cb932fbd6d808e7c21657400d37a615eedb0c34b6ec4b7262ad82375eaa02661de5d8a69dbbc97c44461fed31ab1b2b5f875182bc/b828x800l.webp?key=11f9f28797e19ccca7c2a19bf6aed8562521a012daa2c17212041067d3ed5162 2x)
(撮影・文◎亀井亜衣子)

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