
北川景子が、髙石あかりが主演を務める2025年度後期(大阪制作)のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出演することがわかった。北川が朝ドラに出演するのは、本作が初めて。主人公・松野トキの親戚であり、武家の娘としての教養を厳しく教え、傳(堤真一)と共にトキを見守る雨清水タエを演じる。
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本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルとしたオリジナル作品。主人公・トキ(髙石)は、明治時代の没落士族・松野家の一人娘。外国人の夫と共に「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語が描かれる。脚本は、映画「子供はわかってあげない」やドラマ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」などのふじきみつ彦。
タエは、松江でも随一の名家に生まれ、大勢の女中たちに囲まれながら何不自由なく育 ってきた。凛とした気品と厳しさを兼ね備えるタエは、親戚であるトキにも、武士の娘としての品格を求め、礼儀作法やお茶など武家の娘としての教養を厳しく教える役どころだ。
北川は「国のために生き、国に翻弄された姫を、心を込めて演じます。 タエの身の上に起きたことが決して架空のお話ではなく、その時代 に起きていたことだと理解して、最後まで役と向き合っていきたいと思います」と意気込み、雨清水家(堤、北川、板垣李光人)の役衣装も披露された。
髙石と北川、制作統括・橋爪國臣氏のコメントは以下の通り。
■主人公・松野トキ/髙石あかり
タエがトキに向ける愛情は、とても深く、近くで見守ってくれているだけで力になってくれる心強い存在です。そして、タエの持つ真の強さはトキに大きな影響を与えていると思います。
北川さんが役に入っていく瞬間がすごく好きで、たたずまいやまとう空気が一気に変わっていきます。
そんな北川さんが本読みの場で、コメディ部分に思わず笑っている姿を見るとお芝居とのギャップでドキッとしてしまいます。
■トキの親戚 ・雨清水タエ/北川景子
今回私が演じます雨清水タエは、松江藩で代々家老を務めた家の出で、三十人近い奉公人にかしづかれ育ったお姫様です。タエは文明開化の真っただ中で、華族制度が廃止されたにも関わらず、時代の移ろいについていくことができません。
姫として教養を受け育ち、武家の誇りを持ち生き続けてきたのに、ある日突然生活能力を身につけて働けと言われても、タエは戸惑うばかりで時代にアジャストするという価値観はありません。
タエは最後まで誇りを捨てることなく生きていくのか、子どもたちのために誇りを捨て、一度死んだつもりで生きるのか、決めなくてはならなくなります
国のために生き、国に翻弄された姫を、心を込めて演じます。
タエの身の上に起きたことが決して架空のお話ではなく、その時代に起きていたことだと理解して、最後まで役と向き合っていきたいと思います。
■制作統括・橋爪國臣氏
タエというキャラクターは、明治時代になっても武家としての誇りと矜持を持ち続ける女性 です。時代が移り変わる中でも変わることなくいるように見える一方、心のなかには葛藤を 抱き続けています。この役をどなたに演じていただくか考えた時、真っ先に思い浮かんだの が北川景子さんでした。
トキに、厳しくも愛情深く接するタエを、役への強い思いをもって演じてくださっており、 とても目を引くシーンになっています。北川さんの凛としたたたずまいと芝居で、タエとい う女性を唯一無二の説得力を持って表していただいています。
堤真一さん、板垣李光人さんとともに、雨清水家がとても魅力的です。

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