指先サイズのアリゲーターガーを5年間飼育した記録がYouTubeに投稿されました。度重なるトラブルを乗り越えて大きく成長した姿も反響を呼び、記事執筆時点で229万回以上再生され、3万1000件以上のいいねを集めています。

【画像】5年後の姿

2匹の稚魚を育てはじめるも……

 投稿したのは、魚類やカメの飼育や釣りの動画を紹介するYouTubeチャンネル「The Fish Whisperer」。今回はペットのアリゲーターガーの5年間の飼育記録を紹介しています。

 アリゲーターガーはアメリカのミシシッピ川水系にいる大型の淡水魚で、最大3メートル50センチにもなります(参考:鳥羽水族館)。アメリカアリゲーターのような口も特徴的です。

 アリゲーターガーの稚魚は宅配便で水と一緒にビニール袋に入って届きました。2匹のうち一方を「ブラゾス」、もう1匹を「トリニティ」と名付け、水槽へ移します。

 2匹は食欲旺盛ですくすく成長していきましたが、ある日、トリニティが死んで水槽に浮かんでいました。ブラゾスがかんでしまった可能性もあるそうです。

トラブルの連続

 5カ月弱の時点でブラゾスの体調は25センチにも達し、1年が経過したときには水槽が狭く感じられるようになったので、より大きな水槽に移します。

 トラブルは続き、あるときは水槽から飛び出し、9メートル離れたガレージの床にいたそうです。完全に乾燥してアリがたかっていたので「死んでしまった」と思ったそうですが、水槽に戻したらしばらくして動きだしました。

 また、手に持ったエサの小魚を食べさせようとして指ごとかまれてしまい、流血する事故も起きています。

新しい棲家となった池を干ばつが襲う

 その後、2匹の新たなアリゲーターガーを友人から譲り受けたこともあり、今後は水槽では買えなくなってくると判断し、広大な敷地を重機で掘り返して大きな池を作りました。

 池ができて水槽から移動させるころにはブラゾスは2歳に。しばらくはその池で他のアリゲーターガーと暮らしていましたが、4歳になるころ、池の水位が大幅に低下してしまったため、いったんビニールプールへ移動させます。

 再び新しい池へ移動させるも所在地のテキサス州では干ばつがひどく、また水位が低下してしまったため再びビニールプールへ。ブラゾスは5歳になっていました。

 最終的に、降雨に依存せず水量を管理できる池を新たに作り、そこへアリゲーターガーたちを住まわせることになり、ブラゾスにとっては8回目となる引越しを実施。この頃には体長90センチ弱まで成長していました。

 アリゲーターガーは長生きなので、投稿者は「自分より長生きしてほしい」と末長い健康を祈っています。

「驚異的な成長」「泣いた」

 5年間の飼育記録に、「ブラゾスがこんなに大きくなるなんて信じられないよ」「驚異的な成長」「ブラゾスはこんなに優しい飼い主に恵まれて幸せだね」「アリゲーターガーへの愛を共有してくれてありがとう」「新しい池はすばらしいね」「『自分より長生きしてほしい』という言葉に泣いた」という、驚きや感動の反応が寄せられています。

画像引用:YouTubeチャンネル「The Fish Whisperer」より

【画像】5年後の姿