
フェラーリ296スペチアーレ
フェラーリが「史上最も楽しく、エモーショナル」と謳う296スペチアーレは、既存のGTBと比べて数々のアップグレードが施されている。出力は50ps向上、ダウンフォースは20%向上、車重はGTBより60kg軽量化された。これには、新型ハイパーカーのF80から移植されたアルミニウム製ピストンやチタン製コネクティングロッドなどの部品が寄与している。
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フェラーリ・アマルフィ
新型アマルフィはローマの後継車で、新鮮なデザインと親しみやすいパフォーマンスを約束している。グッドウッドでは初めて一般公開される。
フェラーリF80
ラ・フェラーリの後継となるF80は、ほぼル・マン・ハイパーカーと言える仕様で、同社の499Pレーサーからコンポーネントを流用し、最高出力1200psを発揮する。価格は300万ポンド(約6億円)、799台限定で完売済み。グッドウッドのヒルクライムコースを走行する。
GMA T33
ゴードン・マレーは以前、グッドウッド・メンバーズ・ミーティングでT33を初公開したが、今回、一般の人々も実車を目にすることができる。価格は137万ポンド(約2億7000万円)からで、T50よりも実用性を重視したモデルとして位置付けられている。自然吸気V12エンジンを搭載し、615psを発生、最大回転数は1万1100rpmに達する。生産台数は100台限定だが、スパイダーや、サーキット向けのT33 Sなどの派生モデルも発売される予定だ。
GMA T33スパイダー
前述のクーペモデルよりわずかに18kg重いT33スパイダーは、タルガスタイルのルーフとロールバー上部のエアインテークスクープにより、直感的なドライビング・エクスペリエンスを実現しているという。フェスティバル・オブ・スピードで初めて一般公開される。
ホンダ0シリーズSUV
このスクエアなSUVは、ホンダの次世代EVを垣間見せるモデルだ。再出発を象徴する『0シリーズ』と名付けられ、ドラマチックな新デザインを採用し、効率性と実用性において大きな進化を約束している。フェスティバル・オブ・スピードでは欧州初公開となる。
ホンダ・シビック・タイプRアルティメット
欧州ではシビック・タイプRが生産終了を迎えてしまうが、これまでの28年間にわたる歴史を記念した特別仕様車が発売される。タイプRの象徴的なチャンピオンシップホワイトの塗装に、インテリアの定番色を想起させる赤いレーシングストライプが施されている。生産台数は40台限定で、そのうち25台は英国向けだ。グッドウッドは、完売前にこのモデルを目にする最初で最後のチャンスになるかもしれない。
ホンダ・プレリュード
ホンダのスポーティクーペが、シビックのプラットフォーム、184psのハイブリッド・パワートレイン、さらにはシミュレーションによるシーケンシャル・トランスミッションを搭載して復活する。量産車は今年後半に発売予定だが、グッドウッドでは、ヒルクライムで走行する姿を見ることができる。
ホンダ・スーパーEVコンセプト
ホンダは、小型で運転の楽しいEVのコンセプトモデルを発表する。『スーパーEVコンセプト』と名付けられたこのモデルは、ヒョンデ・インスターやフィアット500eのライバルとなるAセグメント車で、すでに英国ではテスト走行が行われている。
ヒョンデ・アイオニック6 N
ヒョンデは、3年前にコンセプトカーのRN22eを発表して以来、このモデルの登場をほのめかしてきた。そしてついに、アイオニック6 Nを今年のフェスティバル・オブ・スピードで公開する。巨大なリアスポイラー、ワイドフェンダー、アグレッシブなフロントエンドなど、スタイリングに大幅な変更が加えられており、既存のアイオニック5 Nと同じ650psのパワートレインが採用される可能性が高い。
ジェイクー5
このSUVは、中国の奇瑞汽車(チェリー)のブランド、ジェイクー(Jaecoo)が英国に投入する2番目のモデルとなる。レンジローバー・イヴォークのライバルで、1.6Lターボチャージャー付きガソリンエンジンを搭載する。フェスティバル・オブ・スピードでは、仕様詳細がすべて発表される予定だ。
ランドローバー・ディフェンダー・トロフィー・エディション
この特別仕様のディフェンダーは、かつてのキャメル・トロフィー4×4を彷彿とさせるデザインで、タフなスチールホイール、サンディ・イエローまたはフォレスト・グリーンの塗装を採用し、さらにはオプションでインテークシュノーケルも装備可能だ。グッドウッドで初めて一般公開される。
ランザンテ95-59
英国ハンプシャー州ピーターズフィールドを拠点とするハイパーカー専門メーカー、ランザンテは、フェスティバル・オブ・スピードで初の特注モデルを公開する。マクラーレンの既存プラットフォームをベースに、元マクラーレンデザイナーのポール・ハウズ氏が手掛けたモデルで、1トンあたり700psというパワーウェイトレシオとマクラーレンF1風の3人乗りコクピットを備えている。
マセラティの発表
マセラティは、フェスティバル・オブ・スピードで「待望の世界初公開」を行う予定としている。その内容は未確認だが、予告画像にはMC20のリアフェンダーが確認でき、V6スーパーカーの新しいバリエーションである可能性がある。
マクラーレンW1
W1は、マクラーレンの新しいフラッグシップモデルとしてP1とF1のバトンを受け継ぎ、1275psのパワーで後輪を駆動する4.0L V8ハイブリッドを搭載している。生産台数は399台限定だ。
メルセデス・ベンツCLA
欧州で最も航続距離が長く、最も効率性の高いEVが、英国で間もなく発売される。価格は4万5615ポンド(約910万円)から。グッドウッドでは、ファースト・グランス・グループの一員としてヒルクライムに挑戦するため、その走りを目にすることができる。
MGサイバースター・ブラック
MGの電動スポーツカー、サイバースターの特別仕様で、深みのあるブラックの塗装にクロームのアクセントをあしらっている。
MGサイバーX
このサイバーXは箱型のSUVコンセプトで、MGが高級車市場という新しいセグメントに進出する計画を示唆している。フェスティバル・オブ・スピードで欧州デビューを果たす際、このモデルの販売計画について新しい発表があるかもしれない。
MG/IM IM6
MGはグッドウッドで新モデルを発表する。どうやらアウディと競合する兄弟ブランドのIMから販売されるようだ。MGの戦略は大きく転換し、従来の低価格志向から脱却して新たなセグメントへ進出することになる。
プラガ・ボヘマ
サーキット走行に特化しながら公道走行も可能なスーパーカーで、グッドウッドのヒルクライムで世界の一流ブランドに勝負を挑む。最高出力700ps、重量はわずか982kgと、十分なポテンシャルを秘めている。
ルノー5ターボ3E
初代5ターボに捧げるルノーのトリビュートモデル。後輪に搭載された2基のインホイールモーターで合計出力540psを発揮する、まさに狂気じみた仕様だ。価格は14万ポンド(約2790万円)からで、初代5ターボの発売年にちなんで1980台が生産される。フェスティバル・オブ・スピードでは静態展示される予定だ。
トヨタGRが「何か」を発表
トヨタのGR部門は、フェスティバル・オブ・スピードでのある発表に向けて準備を進めている。
トヨタ・ヨーロッパのアンドレア・カールッチ副社長は先日、AUTOCARのインタビューで、「純粋なクルマ好きという点で、英国は他の国よりも素晴らしい国です」と語り、グッドウッドには「強い愛着がある」とした。
さらに、「今年は何かをお見せできるでしょう」と付け加えている。
カールッチ氏は詳細については明らかにしなかったが、「GRモデルとして、さらに多くのクルマを市場に投入しなければなりません。英国には望まれるだけ投入したい」と語った。
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