
「ボーナスで買いたい一生モノ時計」過去の名作が鮮やかに蘇る…セイコー・ブローバ・シチズン“名ブランドの最新腕時計”3選を徹底解説の画像一覧
ボーナスシーズンこそ前向きに購入を検討してみたいのが高級時計。今購入できる“一生モノ”には、どんな時計があるのでしょうか?今回ピックアップするキーワードは、“名ブランド”。過去の名作を尊重し、現代風のアレンジや復刻という形で生まれた逸品たちは、歴史に裏打ちされた名声と最新の機能が融合し、一生モノにふさわしいポテンシャルを放ちます。それではチェックしていきましょう。
腕時計シーンに歴史を刻んだ名ブランドの最新モデルを選ぶ!
多様性が尊ばれ、価値観も一様ではなくなりつつある現代、どの時計を選べばいいか迷う人も少なくない。そこで今回は、押さえておくべきキーワードを整理し、“令和版・一生モノ腕時計”としてふさわしいモデルを選出した。
一番に考えるべきは、価値が減損しないこと。一生モノというからには今後数十年も使い続けたいからだ。今もなお語られる「歴史的な名作」は、時の試練に打ち勝つほどの価値を有しており、それらをモチーフにした最新作も一生モノとなるポテンシャルを秘めている。ここで注目したキーワードを参考に、一生モノ腕時計と巡り合ってみてほしい。
1. セイコーダイバーズの技術とノウハウが結集したフラッグシップモデル
セイコー
プロスペックス マリンマスター プロフェッショナル SBDX067 セイコーダイバーズウオッチ 60周年記念 限定モデル
¥715,000
問い合わせ:セイコーウオッチお客様相談室 TEL:0120-061-012
新開発のメカニカルムーブメント「キャリバー8L45」を搭載し、これまでにない美しさと性能を極めたフラッグシップモデル。ダイヤル表面を厚い透明な塗料で覆い、丁寧に磨くことで、奥行き感と艶感を増した。ケース径45.4mm、600m飽和潜水用防水、自動巻き
今作のデザインのベースは「1968 メカニカルダイバーズ」。登山家の植村直己や松浦輝夫も愛用した名作だ。
「キャリバー8L45」を搭載。日差+10秒~-5秒の安定した精度と約72時間の長持続を実現。
チタン製ワンピース構造の600m飽和潜水用防水である証拠として、「プロフェッショナル」と表記。
ダイヤルに精緻な波模様の型打ちを採用。悠久の時が息づく深海の神秘的な世界に着想を得たという。
ベゼルの表示板は、DLCコーティングを施したSS素材。擦り傷がつきにくく、美しい外観を保つ。
2. 伝説のプロトタイプ潜水時計をブロンズケースで再現
米海軍へ提供した伝説のプロトタイプ潜水時計。6時位置のモイスチャーインジケーターや夜光塗料を塗布した針&インデックスなど、当時の面影を再現。経年変化が楽しめるブロンズケースを採用した。裏蓋に潜水士のヘルメットを刻印。150周年記念モデル。ケース径41mm、20気圧防水、自動巻き
オリジンは、1957年に米海軍潜水実験隊(NEDU)へ提供した潜水士専用時計。優れた防水性で関係者を驚かせた。
ケース内部に高湿度を検出した際に色がブラウンからブルーへ変化する、モイスチャーインジケーターを搭載。
ケース素材にブロンズを採用。酸化による自然な経年変化があり、使うほどに味わい深い色に変化していく。
3. 藍染和紙で移ろいゆく自然を描き、日本古来の美意識を繊細に表現
ザ・シチズン誕生30周年を記念した世界限定400本モデル。和紙文字板に「にじみ」「かすれ」表現を重ね、日本人の根底に息づく美意識を繊細に表現。パーペチュアルカレンダー搭載の年差±5秒高精度ムーブメントを搭載する。ケース径38.3mm、10気圧防水、光発電エコ・ドライブ
「身に着ける方の人生に永く寄り添う腕時計」であることを目指してきたザ・シチズン。30周年で歩んできた理念やスタイルがここに集約されている。
川の水面に映る月明かりの美しさを、ジャパンブルーな藍染和紙にグラデーションを重ねて表現。
ケースはシチズン独自のスーパーチタニウム。ザラツ研磨も施し、シャープなフォルムを構成する。
取材・文/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/栃木雅広

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