ひと昔前のCGのような塗装方法を施したガンプラがInstagramに投稿されました。投稿は記事執筆時点で4万6000回以上表示され、4000件以上のいいねを集めています。

【画像】ガンダムの正体

ひと昔前のCGのようなビジュアル

 投稿者は、フィリピンや香港の大会で入賞経験のあるモデラーの「Quiel」(@quielshobbies)さん。今回はエアブラシだけで塗装した初代ガンダムRX-78-2)を紹介しています。

 この塗装方法は「カラーモジュレーション」と呼ばれ、CGで立体感を表現するときの“ゲームグラフィック技法”を応用したもの。各パーツの面ごとにグラデーションで明暗をつけることにより立体感を強調します。

 グラデーションの状態を左右のパーツで一致させるのは、手作業では至難の業だと思われますが、それを実現しているのは本当にすごいですね。

 動画のガンダムは一般的なイラスト風でもアニメ風でもない独特の質感です。現実と見分けのつかない最近のCGではなく、ひと昔前のCGのようなビジュアルといっていいでしょう。

 このCG感はなんとも非現実的であり、これが実際の立体として触れられることに違和感すら覚えます。

「古いビデオゲームから出てきたよう」と反響

 “少し前のレトロ感”も感じる不思議な存在感のガンプラに、「めっちゃカッコいい!」「すばらしい技術」「これは1999年の3Dゲームのガンダムだ」「まるで古いビデオゲームから出てきたようで大好きです!」「色づかいと陰影が素晴らしい!」という称賛が寄せられています。

 Quielさんはこの他にも、Instagramでこだわりの塗装を施したガンプラを中心に作品を紹介しています。

画像引用:arQuiel Cruz(@quielshobbies)より

【画像】ガンダムの正体