
結婚決断リアリティショー『さよならプロポーズ via スペイン』の最終話、第8話が放送された。
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ここまで、お互いの価値観をすり合わせ7日間の旅を続けてきた二組。まずは、アパレル店員として勤務する26歳の年下彼氏・ケイゴと、アイブロウサロンを経営する29歳の彼女・ヤワラのカップルだ。
もともと独立して間もないこともあり、自分自身のキャリアを止めることが怖かったヤワラ。だからこそ、旅の序盤はケイゴと話すことも、結婚と向かい合うことさえも不安そうな表情を見せていたのが印象的だった。
2人がこの7日間で重ねた会話は決してお互いにお互いの考えを強要するような会話ではなく、自分が今どう考えているかを伝えるような話し合いだった。そう考えると、2人はお互いと向き合ってきたようで、それぞれがそれぞれ自分の内面と向き合ってきたのではないかと感じさせられた。
そして、決断の時。ケイゴはヤワラに似合うと記念日のたびに渡している黄色とオレンジの花束を用意。ヤワラに改めて結婚したいという旨を涙ながらに伝えた。これに対してヤワラは「ちゃんと向き合って話すことで、もっと知りたいなって改めて思った」とコメントし、結婚に対して“YES”と言った。さらにヤワラは「幸せです! 幸せだけでたりているのかなというくらい感謝の気持ちでいっぱいです」とプロポーズ後、カメラの前で回答。2人はこれから共に歩んでいくことを決めた。
結婚願望のない43歳の会社経営者・年上彼氏タカミツと、30歳を目前に結婚を意識する29歳のモデル兼システムエンジニアの彼女・タマミのカップルは、まずタマミから思いを告白。「人からしたら“えーそっちでいいの?”って言うかもしれないけど、やっぱり」「タカちゃんに代わる人っていなくて、タカちゃんと結婚したいと思う」と改めて言語化。
その一方でタカミツは「たしかに結婚したいって言う気持ちもあるんだけど……」「本当に言ってくれることはありがたいんだけど……」「俺なんかでいいのかな?」と弱気を見せる。しかし、これに対して「決めるのは自分の意思だから」「苦労するだろうなとは思っている、それでもいいって思える」と真っ直ぐと目を見て答えるタマミ。そしてタカミツは「俺と結婚してください」とプロポーズした。そして2人はキス。タマミは「未来のことだから自分たちで作れるから“大変ね”って誰かに言われたって、自分たちで変えていけばいいんだよ」と優しくタカミツを包み込んだ。
8話を通して思わされたのは、改めて結婚はゴールではなく、過程に過ぎないということ。今回の旅では、結婚に向かって2組が話していたものの、その後、2人が婚姻届を書くというところまで放送され、それぞれの生活が続いていくこと、結婚をするという1つのトピックをとっても話し合うことはたくさんあるということを改めて考えさせられた。しかし、この過酷ながらも真剣に自分、そして相手と向き合えた7日間を過ごした2組なら、これから先、何があっても乗り越えていけることだろう。
(文=於ありさ)

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