King & Princeが、7月10日に「King & Prince LIVE TOUR 24-25 ~Re:ERA~ in DOME東京ドーム公演を開催した。2人体制になり初となる東京ドーム公演の前に、永瀬廉と高橋海人が囲み取材を行い、ツアーのこだわりやミッキーマウスと一緒にしてみたいことなどを語った。

【写真】寄り添って2人でハートを作るKing & Prince

King & Princeドームツアーを開催中

King & Princeの6枚目のアルバム「Re:ERA」を引っ提げた本ツアー。昨年から今年にかけて実施され9都市2公演行われたアリーナツアーの追加公演として、今回のドームツアーが開催された。5月10日みずほPayPayドーム福岡公演からスタートし、7月21日京セラドーム大阪公演まで3都市8公演行われる。

ミッキーマウスと一緒にチャレンジしてみたいこと

ライブの前に囲み取材に参加した永瀬と高橋。King & Princeが2人体制となって初の東京ドーム公演を迎える心境について、永瀬は「めちゃめちゃ気持ちが高まっています。ファンの皆さんの幸せな時間を作って、全力で3日間東京ドームをやりきりたい」と意気込む。高橋は「ファンのみんなももちろんですけど、仕事でご一緒した皆さんにも大きくなったなって思っていただきたいのと、これからもどんどん大きくなってくんだろうなって思ってもらえるようなステージを廉と2人で作っていけたらなと思ってます。ワクワクしてます」と期待。

ライブでこだわった演出について高橋は「アルバムを引っ提げてのライブなので、世界観を強く出したいなって思っています。その世界観とファンのみんなが求めてくれてるアイドル像を共存させたい。なので2部構成にして、前半はアルバムの世界観をぎゅっと詰め込んで、2人が宇宙に行くというストーリー。その世界観にどっぷり浸かっていただいた後は、King & Princeらしい距離感でみんなと触れ合えて楽しめるような、アイドルソングを詰め込んだ演出になっています。1回のライブで2本見たぐらいの満足感は届けられるんじゃないかな」と自信をのぞかせる。

ミッキーマウスのベストフレンドの2人は、ミッキーマウスの新オフィシャルテーマソング「What We Got ~奇跡はきみと~」を5月にデジタル配信しており、8月にはディズニープラスで新コンテンツ『King & Prince: What We Got ~奇跡はきみと~』も配信される。永瀬は「『What We Got ~奇跡はきみと~』のドキュメンタリーっぽい映像が、ディズニープラスの方で配信されます。世界同時配信で、そこだけでしか見れないものが配信されたりとか、MVのフルもちょっと早く見られたりとかもします」とアピール。

続けて、ミッキーマウスと一緒にチャレンジしてみたいことを聞かれた2人。永瀬は「俺はミッキーを実家に呼びたいなと思ってるんだけど…母親の手料理を食べていただいて。畳の部屋で一緒に川の字で寝たい。ちょっと(お風呂で)背中を流したりとかして…」と妄想を膨らませると、高橋は「いいなー。俺も廉の実家行ったことないのに。ミッキーに先に行かれるのはちょっと悔しい気持ち」と嫉妬。そんな高橋は「僕は高所が苦手なんです。だからバンジージャンプとかスカイダイビングとかをミッキーと一緒にやりたくて。ミッキーと一緒なら何でもできるみたいな気持ちがある」と語った。

■「等身大で見せることが魅力に持ってもらえたらいいな」

2人体制でのドーム公演は、5月の福岡公演が初めてだったという。高橋は「圧倒された時に曲中で廉と目があって『頼もしいな』って思った」と振り返り、永瀬は「海人がいるから俺もなんとかなるっしょと思える。顔を見るだけでリラックスできるような、心がゆるむというか。そういう瞬間を福岡で感じていたので、東京でも何かあったらお互いアイコンタクトで励ましあおうかなと思います」と語る。また、ドームの広い空間を2人で使う工夫について聞かれた高橋は「大きく見せようとしないでいいんだなと思いました。2人の距離感や、自分たちにしか出せないバイブスを会場の皆さんに楽しんでもらいたいです。大きく見せるというよりは、等身大で見せることが魅力に持ってもらえたらいいな」とコメント。

改めてお互いについての発見を聞かれた永瀬は「海人がMCでよく喋るようになった。こんなに会話ができる子なんだっていう発見はありました。5人だといろんなキャラクターがいましたから」と言い、高橋も自身のキャラを「確かに変化球担当だった」と回顧。永瀬は「普通の会話ができるようになった。『朝ごはん何食べた?』『納豆』『へー美味しいよね』みたいな。そういうレベル。すごい進歩してる感じがしてうれしい」と喜ぶ。それを聞いた高橋は「そんな第一章みたいな会話を今までできてなかったの?」と驚き、永瀬について「自分がちょっと自信ないなっていう時でも廉は堂々としてるから、King & Princeとしてはフラットで変わらないでいれる。2人合わせてたらウィークポイントがないっていうのも今のKing & Princeのいいところなのかなって思っています」と分析した。

最後に高橋は「このドームのライブをめがけて、2人体制になってからずっと廉と一緒に頑張ってきたところもあったし、お互いのそれぞれの仕事も全部グループに繋がると思ってやってきました。それぞれこの期間でちょっとずつ大きくなれたなと思うんですけど、2人になったらやっぱパワーがすごいことになってるなっていうのを皆さんに見せたいです」と意気込んで囲み取材は終了した。

そして、ライブではアルバムの世界観をモチーフに、アルバム曲に加え代表曲「シンデレラガール」「koi-wazurai」「ツキヨミ」などを含む全36曲を披露。ミッキーマウスの新オフィシャルテーマソング「What We Got ~奇跡はきみと~」では、ステージにミッキーがサプライズ登場した。King & Princeミッキーが並び、一緒にダンスを踊るという夢のコラボレーションに会場からは大きな歓声が上がった。

※高橋海人の「高」は正しくは「はしごだか」

◆取材・文=水沢あすみ

「King & Prince LIVE TOUR 24-25 ~Re:ERA~ in DOME」東京ドーム公演より/(C)2025 Disney/撮影=阿部岳人