
店員の心無い一言が、結果として客をまったく別の方向に導くこともあるようだ。投稿を寄せたのは石川県の50代男性。まだ20代の頃、車を購入するため、とあるディーラーを訪れた。しかし男性の要望は、店員の「たった一言」で冷たくあしらわれてしまう。(文:湊真智人)
「『事故って潰すのが関の山だから止めとけ』と門前払いをされた」
「競技をするわけでもないので潰さずに乗りました」
この発言の意味について男性は、「ラリーベース車両だったこともあるのか」と回想している。モータースポーツのラリー競技に使用される車両のため、速度を出しやすく事故を起こしやすいということだろう。しかし上述の言い方はあまりにも唐突で、男性も面食らったに違いない。
その後男性は「ライバル車種だった」ディーラーを訪れ、同系統の車を購入したという。実際に運転してからも、
「競技をするわけでも無いので潰さずに乗りました」
と語っており、冒頭のディーラーの“予言”に反して事故なく安全に乗り続けたようだ。
さらには、それまでの経緯もあってか「ディーラーに信用が置けなかった」という男性は、独自に車の整備を覚え始めたという。その技能について、
「最近の車はハイテク過ぎて無理ですが、車の基本は学べました」
と控えめに語っている。ディーラーへの不信感が、結果的に男性のカーライフを充実させるきっかけになったようだ。
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