
初の専用ロゴ 他ブランドと差別化
JLR(ジャガー・ランドローバー)は、高級SUVブランドとしての『レンジローバー』のロゴを発表した。今年後半に初のEVを発売する準備を進めている。
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ミニマルで幅の広いフォントの「R」を2つ組み合わせたデザインで、1970年に初代モデルが発売されて以来、初めてのレンジローバー専用ロゴとなる。
JLRはAUTOCARの取材に対して、この新しいロゴは従来のレンジローバー車のフロントとリアを飾ってきた『RANGE ROVER』の文字を置き換えるものではないと述べた。
「レンジローバーのモチーフは、ラベルや繰り返しパターンの一部として、またはイベントスペースなどの場面で、従来のレンジローバーのデバイスマークが適さない場合に使用する小さなシンボルとして開発されました」と同社は説明している。
レンジローバーは、ジャガー、ディスカバリー、ディフェンダーと共に、JLRの『ハウス・オブ・ブランズ』戦略の一環として、4つのサブブランドの1つとして独立した。それぞれ独自のブランド戦略、ポジショニング、マーケティング戦略を採用し、独立事業として運営される。
ジャガーは、Type 00コンセプトの発表時に新しいブランドデザインを公開しているが、ディフェンダーとディスカバリーはまだ専用のバッジを与えられていない。
この戦略の一環として、ランドローバーの名称は「信頼の証」としての新たな役割を担うことになる。ランドローバーの名称は同社のSUVの駆動システムや技術に言及する際には使用されるが、親ブランドとして明示的に強調されることはなくなる。
しかし、同社CEOのエイドリアン・マーデル氏は以前、ランドローバーはJLRの事業にとって不可欠な存在であり、その名前はクルマにも引き続き使用されると強調していた。
「ランドローバーは、オフロード性能、技術力、安全機能の面で高い評価を受けています。これは当社の事業にとって依然として不可欠な要素です。今後も車両に表示されるだけでなく、ウェブサイト、ソーシャルメディア、販売店でも継続して使用されます」とマーデル氏は述べた。
したがって、従来のランドローバーの楕円形ロゴが、レンジローバーの新しいモチーフに置き換えられる可能性は低い。
JLRは同時に、新しい「R」デザインを中央要素としたチェック柄の『レンジローバーパターン』も公開した。
このパターンの用途はまだ不明だが、グリルや内装材などに使用し、他のランドローバーモデルとの差別化を図ると考えられる。

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