少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回取り上げるのは、2024年7月にInstagramに投稿された、ジブリファンの心をとらえる名場面を刺しゅうで再現する動画です。なおこちらは記事執筆時点で521万回再生を突破、22万2000件を超える“いいね”を集めています。

【画像】完成した刺しゅう

糸と針で描くジブリの名シーン

 動画が投稿されたのは、Instagramアカウント「Bobinedelune」(@bobinedelune)。このアカウントでは、フランス在住の刺しゅうアーティストである投稿者さんによる、美しい作品の数々が公開されています。

 今回紹介するのは、スタジオジブリ作品「ハウルの動く城」に登場する“あの名シーン”を題材にした刺しゅうです。ジブリファンの心に刻まれたワンシーンが、繊細な刺しゅうで再現されています。

完成したのは?

 動画は、下絵が軽く転写された布に、黒の糸で線画を施すところからスタート。左にはベーコンの乗ったお皿を手にしたソフィー、中央にはフライパンを持ったハウル、右には卵の殻を食べようとしているカルシファーの姿が見えます。ここからさらに、数十色の糸から合う色を選んで縫い進め、あの朝のシーンを少しずつよみがえらせていきます。

 こうして仕上がった作品を見てみると……ハウルが朝食を作る印象的な名シーンが! 投稿者さんは「この朝食のシーンは伝説」と動画にコメントを添えています。

 刺しゅうは一針ずつの作業。完成までにどれほどかかったのかは明かされていませんが、動画ではその過程が20秒ほどにぎゅっと凝縮されており、制作の美しさと緻密さがじわじわと伝わってきます。

「言葉にならない」「飾りたい」と大反響

 コメント欄では「すげぇぇ」「言葉にならない」「映画の中にいるような気分になった」「もはや芸術だね!」「細かい作業とても上手」「すてき~!」「ハウル好きなので、うれしいです!」「ここまで完成させるのにどれくらいかかるんだろう」「作品への愛を感じる」「見ているだけで癒やされる~」「このシーン、本当に大好き」「飾りたい」などの声が寄せられました。

 投稿者さんは他にもジブリ作品の名シーンを、繊細な刺しゅうで表現した作品を多数公開しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

【画像】完成した刺しゅう