
フジテレビが、韓国のAIおよびリアルタイムコンテンツソリューション企業・GIANTSTEP(ジャイアントステップ)の子会社であるBIGINSQUAREと共同で、NAVERウェブトゥーン原作の韓国実写ドラマ「個人的なタクシー」を制作し、FODにて独占配信することを決定した。
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■予約制の特別なタクシーを舞台にしたヒューマン・ミュージックドラマ
ドラマ「個人的なタクシー」(原作:イ・モセ)は、予約制の特別なタクシーを舞台に、平凡ながらも特別な物語を持つ人々の人生を音楽と共に描くヒューマン・ミュージックドラマ。あらゆる世代が楽しめるように幅広い時代とジャンルの名曲を盛り込み、視聴者に癒しと共感を届ける感情的なメッセージを中心に構成される。
本プロジェクトは、フジテレビとBIGINSQUAREが共同制作契約を締結したものであり、韓国をはじめ、アジア、北米、ヨーロッパなどグローバル市場への展開を目指す。共同制作会社のBIGINSQUAREは、2024年に製作したシネマ・アンソロジー・プロジェクト「ザ・キラーズ」を通じて、釜山国際映画祭、ニューヨークアジア映画祭、ファンタジア映画祭、シッチェス映画祭などに正式招待され、企画力と作品性を高く評価された実績を持つ。親会社であるジャイアントステップのLEDバーチャルプロダクション(VP)技術とAIベースの制作手法を積極的に活用し、時空間の制約を超えた効率的な撮影環境と差別化された映像体験を実現する予定だ。
また、本作は韓国コンテンツ振興院が推進する「2025年 OTT特化型コンテンツ制作支援(IP確保型)」事業にも選定されていて、安定した制作環境の中で完成度の高い作品づくりが進められている。制作には、モ・ワンイル、キム・ソンユン、キム・ジンウォン、チョン・チャングン、チャ・ヨンフン監督らが設立したスタジオフローが参加。
フジテレビは本プロジェクトを通じて、日韓両国の創造力と技術力を融合した新たな協業モデルを構築し、ドラマ制作力のさらなる強化を目指していく。
■「個人的なタクシー」ストーリー
常連の予約客だけを乗せる、一風変わった個人タクシー。共感できて癒される身近な物語をワケありの乗客の事情とリクエスト曲に乗せてお届けするヒューマン・ヒーリング・ミュージックドラマ。「ドライバーさん、今日は鼓膜が破れそうなヘヴィメタをお願いします!」このタクシーには、2つのルールがある。「事前に予約をされた常連のお客様だけがご乗車いただけます」「走行中は、お客様のリクエスト曲をおかけします」。

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