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　夏の予定はもう決まっただろうか。毎年多くの人が旅行やレジャーに出かける「夏休み」は、SNS上でも最も活発に語られるシーズンのひとつである。今回は、X（旧Twitter）上で「夏休み」と一緒に言及されたスポットを1年間分集計し、ランキング形式で紹介する。

「夏休み×スポット」言及数ランキング、TOP10の表。右端の「共起語」とは、スポット名とともにつぶやかれたキーワード。

Xデータでわかった「夏休み×スポット」上位を分析！その魅力とは？

　では、Xでの投稿数で上位にランクインした夏休みスポットを見ていこう。

　ランキング1位となったのは「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で、投稿数は5,121件。多くのテレビ番組で紹介されており、共起語には番組名と出演者の名前が並ぶ結果となった。その中でも算出期間中にKing & Princeの冠番組『キントレ』で「夏休みに絶対行きたいスポット」として紹介されたことが最もシェア・拡散された。

　なお、テーマパークは夏休みスポットとして人気があり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのほか、3位に「東京ディズニーランド」、8位に「東京ディズニーシー」がランクインしている。

　続く2位は大阪のメインストリート「御堂筋」。2025年に大阪・関西万博が開催されることも相まって、夏休みに大阪を訪問する観光客が増えることから、NHKの「みんなで考える防災」アカウントが発信した、大阪観光時に災害に遭った際の注意喚起が広く拡散された。

　そのほか、4位「東京ドーム」は「プロ野球」「ファンサービス」「THE RAMPAGE」「ミュージカル『刀剣乱舞』」など様々なワードと共に言及されており、プロ野球観戦や人気アーティストのコンサートなど、幅広い娯楽の舞台として人気を博している。

　なお、5位「シアターＧロッソ」は東京ドームと同じく、「東京ドームシティ」の一角にある劇場。『スーパー戦隊シリーズ』のヒーローショーの準専用劇場だ。そのため、『爆上戦隊ブンブンジャー』『仮面ライダードライブ』などの作品名とともにポストされる頻度が高い。

　今回のランキングでは、テーマパークやコンサート会場などのアミューズメントスポットが上位を占める結果となった。一方で11〜30位には首都圏・関西圏以外の観光地や避暑地、美術館・博物館など多彩なジャンルのスポットがランクインしている。

データ詳細

今回の集計の詳細は以下のとおり。
集計期間：2024年6月26日～2025年6月26日
解析対象：「夏休み」「スポット名」を含むX（旧Twitter）上での投稿
抽出件数：115,050件（上位1000位までの総投稿数）

角川アスキー総合研究所は2015年に、東京大学生産技術研究所喜連川・豊田研究室と、アジア圏で唯一ツイートデータの全量を取り扱うことができるNTTデータ、そしてTwitter Japanと共同で「Twitterトレンド解析システム」を開発した。それ以来、当社が持つエンターテインメント用語辞書（300万語以上）に収録されたワードをもとに、日本国内でのエンターテインメント分野に関するツイートを対象にした解析を行っている。

　解析内容としてはツイート内でのワード出現傾向の分析に加えて、ツイートテキストを対象にした投稿者の推定属性情報（NTTデータ提供）や、各種統計データなどを組み合わせた分析などを行っており、報道機関や、企業・自治体等に幅広く活用されている。なお、「X（旧Twitter）トレンド解析システム」によるXのリアルタイムな集計結果は、「ついラン」でも見ることができる。
1位はUSJ、3位はディズニーランド。じゃあ2位は？ 「夏休み」と一緒にポストされたスポットランキング