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 日を追うごとに来場者が増加している「大阪・関西万博」を、膨大なX解析データから徹底分析。今週は独立記念日を迎えたアメリカパビリオンのポスト数が大幅に増加。さらに、新たな展示品やお得なサービスで盛り上がるパビリオンにも注目してみよう。

独立記念日を迎え「アメリカパビリオン」のポストが急上昇 イタリアパビリオンは新たな展示品が注目の的

 1位は「アメリカパビリオン」。パビリオンの内装業者に対する工事代金の未払いが物議をかもしている。また、7月4日のアメリカの独立記念日にユニバーサル・スタジオ・ジャパンからセサミストリートのキャラクターたちがやってきたことが注目を集めている。

 また、2位には大阪・関西万博シンボル「大屋根リング」がランクインしている。

 第3位にランクインした「イタリアパビリオン」は新たに登場した「ヴェナフロのヴィーナス」に関する解説投稿が注目を集めている。

 その他、4位にランクインした「関西パビリオン」は「徳島パビリオン徳島県へ500円で行けるクーポンがもらえる」という投稿が話題をさらった。

 また、関西パビリオンの「鳥取県ゾーン」とヨルダンパビリオンサウジアラビアパビリオンなど「砂」に関連するパビリオン8館で行われているスタンプラリー、通称「砂ンプラリー」が好評を博している。 

 そのほか、7月3日ナショナルデーを開催した日本館が6位、万博会場内のイベント会場、メッセ「wasse」が「第3回日本国際芸術祭」開催と同イベントで景品として贈られたミャクミャク柄の泉州タオルが好評で8位にランクインした。

 果たして次週は、どのパビリオンが注目を集めるのか?来週のランキングもお楽しみに。

エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀からひとこと

 関西パビリオンは滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の9府県が出展に参加していて、鳥取、徳島、福井、三重が入っているのが面白い。関西圏イメージを拡大した形だが、実際には全て交通でも文化でも人的交流でも繋がっていて、イメージが膨らむところがいい。そこに、砂ンプラリー。こういう発想と実行力が万博の楽しさと改めて教えてくれる。

今回の集計の詳細は以下のとおり。
集計期間:2025年7月1~7月7
解析対象:「大阪・関西万博パビリオン名・施設名」を含むX(旧Twitter)上での投稿
抽出件数:70,736件

 角川アスキー総合研究所は2015年に、東京大学生産技術研究所喜連川・豊田研究室と、アジア圏で唯一ツイートデータの全量を取り扱うことができるNTTデータ、そしてTwitter Japanと共同で「Twitterトレンド解析システム」を開発した。それ以来、当社が持つエンターテインメント用語辞書(300万語以上)に収録されたワードをもとに、日本国内でのエンターテインメント分野に関するツイートを対象にした解析を行っている。

 解析内容としてはツイート内でのワード出現傾向の分析に加えて、ツイートテキストを対象にした投稿者の推定属性情報(NTTデータ提供)や、各種統計データなどを組み合わせた分析などを行っており、報道機関や、企業・自治体等に幅広く活用されている。なお、「X(旧Twitter)トレンド解析システム」によるXのリアルタイムな集計結果は、「ついラン」でも見ることができる。
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