
デンケン(CV:斉藤次郎)の意外な一面が垣間見える場面……と言えるのだろうか。アニメ「葬送のフリーレン」第21話で、老魔法使いデンケンが最後に「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!」と叫び、腕力で勝負に出るシーンが、多くの視聴者に驚きと笑いをもたらした。
デンケンは、宮廷魔法使いの地位を権力争いの果てに手に入れた、老獪な人物である。豊富な経験を持ち、多種多様な魔法を使いこなし、どんな状況にも冷静に対応できる。
第21話では、一級魔法使い試験の合格条件である“シュティレ”をなかなか捕獲できず、ついには魔力が尽きてしまう。そのとき、シュティレを手に入れている別のパーティーを発見したデンケンは、行動を開始する。仲間のリヒター(CV:花輪英司)が「どうするつもりだ?」と問いかけると、デンケンは「腹を括れ。男だろうが」と上着を脱ぎ捨て、「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!」と叫びながら勢いよく相手パーティーに突撃した。
知性派のイメージが強いデンケンが、まさか肉弾戦を挑むとは思いもよらなかった。視聴者からは「ガッツありすぎw」「ギャップに思わず爆笑」「デンケン好きになったwwww」「良いキャラじゃねぇか!!」といった反応が集まり、放送当時X(旧Twitter)で「デンケン」「殴り合い」がトレンド入りする盛況ぶりであった。
なお、殴り合いの詳細な描写はなかったものの、後の場面でデンケンが試験合格を果たしていることから、無事勝利したものと思われる。老練な魔法使いが意外にも武闘派であることが明らかになったエピソードである。
アニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が討伐された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使いのフリーレンが “人を知るための旅”に出る物語だ。数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得る原作コミックスは既刊14巻現在で累計発行部数2400万部を超える。2026年1月からは日本テレビ系にてアニメ第2期が放送されることが決定している。
(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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