YouTuberのタケヤキ翔が2025年7月9日、公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、一部で「お化け屋敷」と称される大阪にある商業施設を訪れた。

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 タケヤキは地元・大阪を中心に日本全国の様々な珍スポットに訪れる動画で人気のYouTuber。今回の動画では「大阪にあるほぼ廃墟の商業施設」に行くと説明した。その商業施設とは、大阪市の集合住宅「エバーグリーン淀川」内にある「エバーレ」。タケヤキによれば、施設の一角が地元の人から「お化け屋敷」と呼ばれているという。その実態を確かめるべく現地へと向かった。

 現地に到着後、早速、施設内に足を踏み入れたタケヤキ。入り口をくぐると、薄暗い一本道が続いており、テロップでは「かなり不気味な雰囲気」と注釈が入れられた。また、耳を澄ますと謎めいたBGMが流れていることにも気づく。タケヤキは「聴こえてくる店内BGMもちょっと怖い」とし、「ちょっと廃れてる系の遊園地に似てる」と喩えた。テナントで初めに目についたのは、トランクルームとブラジリアン柔術の教室。歩を進めると、婦人服店のような店舗を発見したが、店内は無人で電気も付いておらず、営業している様子はなかった。このほか卓球クラブ、学習塾なども見かけたものの、それ以上に空きテナントが目立っていた。

 そこから施設唯一の飲食店「喫茶 アメリカン」でお茶をして、ガチャガチャ&ゲームコーナーを楽しんだ後、いよいよ問題の「お化け屋敷」と称される人気(ひとけ)のないエリアへ。その一角だけは照明がほとんどついておらず、タケヤキは思わず「うわぁ。たしかにこれは怖いわ……」と恐怖を感じる。レンガ造りの内装に消えている蛍光灯、奥でぼんやりと浮かび上がる非常口の緑の照明が織り成す空間は独特の雰囲気を放っていた。

 「お化け屋敷」を出てさらに散策していくと、小さな神社や誰も使わないような場所にある異常に真新しいトイレなども発見した。一般的な大型商業施設とはまるで異なる造り・設備に、タケヤキは「面白い場所いっぱいあるんやな、まだ。結構昔からやってるっぽいから残っててほしいな。地元民に愛されてる場所なのかな?」といい、「こういった場所はなくならずにずっと残ってほしいですね」と希望を口にした。そして「心霊ではないけどお化け屋敷と言われてる理由がまぁわかったね」とし、「逆に子どもは楽しいんじゃない? 奥のほう行ったら『怖っ』みたいなさ」とその魅力を伝えていた。

 コメント欄には「異空間すぎてアツい!」「暗くなってからだともっと雰囲気ありそう ホラーナイトとか怪談イベントとかやってみてほしいかも」「 異世界っぽい雰囲気あって結構すき 非日常な感じします」など、異世界な雰囲気に好奇心をくすぐられた視聴者からの声が多く寄せられていた。

(文=こじへい)

動画サムネイルより