家の裏でマンボウが死んでるPは2025年7月12日ニコニコ動画に投稿されたボーカロイド楽曲粘着系男子の15年ネチネチが15周年を迎えたことを公式Xアカウントにて発表した。

ニコニコ動画の表示によると、『粘着系男子の15年ネチネチ』が最初に投稿されたのは2010年7月12日4時41分とのこと。作詞・作曲をタカハシヨウ氏、イラストを竜宮ツカサ氏が担当し、歌唱はボーカロイド初音ミクが担当した。

翌年の2011年7月11日にはVY2の歌唱によるPV付きバージョンが公開されており、ニコニコ動画版は150万再生、YouTube版は300万再生を突破している。

粘着系男子の15年ネチネチ』は一見コメディ風のタイトルに対し、ストーリー性の高い歌詞や、全く同じフレーズを繰り返すサビの演出などで高い評価を得ている楽曲だ。

同じ2010年にニコニコ動画に投稿された楽曲にはマトリョシカ』、『右肩の蝶』、『モザイクロール』、『ワールズエンド・ダンスホールなどがあり、『粘着系男子の15年ネチネチ』もボカロ隆盛期の名曲のひとつとして今なお親しまれている。

(画像はYouTube版『粘着系男子の15年ネチネチ』動画ページより)

アーティスト名である「家の裏でマンボウが死んでるP」はタカハシヨウ氏と竜宮ツカサ氏のユニットとしての名義である。7月12日には『粘着系男子の15年ネチネチ』に加え、両者のデビュー曲であり名義の由来でもある楽曲家の裏でマンボウが死んでるも投稿から16周年を迎えている。

なお、家の裏でマンボウが死んでるPは今年1月より音楽活動を休止している。タカハシヨウ氏は小説家として活動しており、好奇心100&警戒心0 この子はペンギンですか?』を手掛けているほか、竜宮ツカサ氏(現名義は波多ヒロ氏)はマンガ『犬と勇者は飾らない』『機動戦士ガンダム 水星の魔女 青春フロンティアなどの作画担当として活動している。

(画像はKADOKAWA公式サイト『好奇心100 & 警戒心0。 この子はペンギンですか?』作品ページより)
(画像はAmazon『犬と勇者は飾らない 1』商品ページより)
(画像はカドコミ『機動戦士ガンダム 水星の魔女 青春フロンティア』作品ページより)

なお、小説投稿サイトの「カクヨム」および「小説家になろう」では2021年より、作詞・作曲を担当したタカハシヨウ氏による『粘着系男子の15年ネチネチ』の小説版が連載されている。タカハシヨウ氏のXアカウントへの投稿によれば、「この夏中に完結させたい」とのことだ。

【初音ミク】粘着系男子の15年ネチネチ【オリジナル曲】 ニコニコ動画ページはこちら【VY2】粘着系男子の15年ネチネチ【オリジナルPV】 ニコニコ動画ページはこちら粘着系男子の15年ネチネチ / 家の裏でマンボウが死んでるP YouTube動画ページはこちら『粘着系男子の15年ネチネチ』 カクヨム作品ページはこちら