
救援エース、石井も無事、復帰を果たした(C)産経新聞社
新任の藤川球児監督率いる阪神が好調に飛ばしている。
投打に豊富な陣容、新たな戦力も少しずつ試しながら、前に進んでいる。順調にいけば、マジック点灯も間近とあって、改めて強さの背景にも注目が高まっている。
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一つには確固たるスカウティング能力の高さが実を結んでいる。
話題を呼んでいるのは2020年ドラフトの顔ぶれの凄さだ。
3位 佐藤蓮(上武大学)
4位 榮枝裕貴(立命館大学)
5位 村上頌樹(東洋大学)
6位 中野拓夢(三菱自動車岡崎)
7位 高寺望夢(上田西高校)
8位 石井大智(高知ファイティングドッグス)
今季がプロ5年目を迎える世代は23本塁打、60打点の打撃二冠で力強くチームをけん引する主砲佐藤輝を筆頭に、丁寧に低めをつく投球が持ち味の左腕、伊藤将司は防御率0.59で交流戦から合流し無傷の3連勝。2番打者として定着した中野拓夢は打率.302と首位打者争い、堅守も光る。
今季は頭部死球もあり心配された救援エース、石井は復帰後も安定したパフォーマンスを披露、今季は30試合に登板、1勝21ホールド、3セーブ、防御率は圧巻の0.29と充実のときを迎えている。
そしてこの20年組で新たに存在感を示し始めたのは先発、代走、代打と様々な役割を担いながら、チームを支えるドラフト7位、高寺にもある。
今季は5月13日のDeNA戦(ハードオフ新潟)で9回二死から豪快なプロ初アーチをかけたことも話題を呼んだ。
捕手ポジションでも、梅野隆太郎、坂本誠志郎に次ぐ第3捕手として成長が望まれる栄枝と逸材が勢ぞろいとなっている。
20年ドラフト組の成長をめぐってはファンの間からも「本当にパネェ…」「何度も話題になるけど、今年の活躍はえぐい」「スカウティングの確かさ」「ここまでいい選手を下位で獲れているのも、すごい」「マジで神ドラフト」「どこを見ても最強」「スカウト力、飛びぬけている」など評価の声が続々と集まっている。
たびたび伝えられる同期の仲の良さもファンの楽しみの一つとなっている。
このまま熱い夏を突っ走るか。今後の戦いぶりも注目を集めそうだ。
*数字はすべて11日現在
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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