
女性にとって、キャリアと出産のどちらを選ぶかは、重大な決断だ。そんな人生の岐路で混乱してしまった友人と、絶縁したという投稿が寄せられた。東京都の40代女性(年収1000万円)は、約20年前のことを振り返った。
当時、女性が第一子を出産し「育児が始まったタイミング」で、その親友も妊娠した。すると、「先輩ママとして相談にのってほしい」と呼び出され、近くのカフェで会ったという。ところが、いざ会ってみると親友は「初めからなぜか不機嫌な顔」だった。(文:長田コウ)
「妊娠中期で流産するにはどうしたらいいのか」という質問まで
当時、「高級ブランドのアパレルスタッフで働いていた彼女は、店長候補としてキャリアを築いて」いたそう。仕事に情熱を傾けていた時期に、妊娠が発覚したのだ。そんな親友は心身のバランスを崩すマタニティブルーの影響もあったのか、女性に不満をぶつけてきた。
「妊娠によってキャリアが途絶えること、妊娠で体型が変わるので好きな服が着られないことを延々と嘆き…」
さらに妊娠について女性に驚きの質問を繰りかえしてきたという。
「妊娠中期で流産するにはどうしたらいいのか」
「何に気を付けるように言われていたか」
話しているうちに興奮してきたのか、最終的にはこんな衝撃的な言動に及んだ。
「『このお腹の余計なコブが私のスタイルとキャリアを壊す』と言ってお腹をぐーで殴り出してしまい、喧嘩になって帰宅」
この常軌を逸した行動には、子育て中の女性でなくとも大きなショックを受けるだろう。友人にも妊娠によってキャリアを失う焦りがあり、誰にも相談できず一人で追い詰められていたのかもしれない。
「とても仲良しだったので残念ですが、それを機会に縁を切ってしまいました」
と投稿を結んでいる。悲しい結末ではあるが、子育て中の女性が自分自身の心を守るためには必要な決断だったのだろう。
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