長野県の果樹園で実ったさくらんぼの意外すぎる姿が話題を呼んでいます。ぶどうなのか、それとも別の果物なのか……いずれにせよ、おいしそうなことに変わりはありません。

【画像】予想外すぎる実り方

ぶどうみたいだけどぶどうじゃない?

 長野県下伊那郡松川町でさくらんぼリンゴを栽培している「油屋農園(@aburaya_farm)」が投稿した写真に写っていたのは、赤い粒が房状に連なり、まるでぶどうのように実った果実。よく見ると、一粒一粒の先には細長い軸がついており、その不思議な光景に「AI生成画像かと思った」と驚く声も上がっています。

 しかし、実はこれ、れっきとした“さくらんぼ”。見慣れない姿に思わず二度見してしまいそうです。

 この姿、果物の栽培に欠かせない「摘果(てきか)」を行わなかった結果なのだそうです。摘果とは、生育をよくするために実を間引く大切な工程。しかし今回は、枝が重なっていて見落としてしまい、そのまま実がつきすぎてしまったとのことです。多くの木を管理していれば、こうした見逃しも起こりそうですよね。

摘果しそびれたさくらんぼはぶどうそっくり!

 油屋農園さんによると、このさくらんぼは「紅秀峰(べにしゅうほう)」という品種で、甘みのある大粒の実が特徴。今回は摘果ができなかったにもかかわらず、実の直径は2センチ以上もあるそうです。もし摘果していたら、さらに大きくなっていたのかも……?

 とはいえ、真っ赤に色づいてツヤツヤと輝くその姿は、見るからにおいしそう。コメント欄には、「このまま食べてみたい」「さくらんぼ狩りにこれがあったらヒャッホーって狂喜乱舞!」「さくらんぼ祭だ」「これはこれでいい感じ」といった興奮気味の声のほか、「財宝を見つけたような気持ちになります」「こんなことになるんですね!初めて見ました」と驚く声も。なかには、「植物系 ミャクミャク君みたい!」と、独特の見た目に注目する人の姿も見られました。

画像提供:油屋農園(@aburaya_farm)さん

【画像】予想外すぎる実り方