湿度の高さと汗のダブルパンチで、髪がうねってしまう季節です。そんな時の救世主といったら、ハードスプレーという人も多いのでは? ハードスプレーは、ハネ毛や浮き毛も押さえてくれる心強い存在ですよね。ただ、前髪や後れ毛などの繊細な部分に使うのはちょっと難しい……。



 そこで気になったのが、『ケープ』「ニュアンスキープリキッド」。指で塗る液体タイプだから、顔のまわりや細かな部分にも使いやすいんです!


◆ジメジメ・汗ばむ季節の前髪・後れ毛のうねりは、指で塗る『ケープ』で対策
 1976年の発売以来、49年ものあいだロングセラーブランドとして君臨し続ける花王のヘアスプレー『ケープ』。筆者も前職の航空会社勤務時代(6年半)は、キチッとしたまとめ髪をキープするために青缶の「スーパーハード」を愛用していました。


 そんな親しみのある『ケープ』から、数量限定で発売されているのが「ニュアンスキープリキッド」です。



「ニュアンスキープリキッド」880円/税込
ドラッグストアで購入時の価格
香り:無香料
容量:30ml


◆今までのスプレー缶とは違って“チューブタイプ”に
「ニュアンスキープリキッド」は、前髪や後れ毛、それとまとめ髪にした時の引き出し毛など、スプレーしにくい顔まわり・繊細な部分に“指で塗る”タイプの『ケープ』です。



 容器はお馴染みのスプレー缶ではなく、チューブタイプ。



 容量は30mlで、手のひらにすっぽり収まりコンパクト。自宅で使うほかにも、バッグに入れて持ち歩いてもかさばりにくいサイズ感なので、外出先でのお直しにも便利です。


◆液体なのにスプレーのようなキープ力
 キャップを外すと、容器の口元がかなり細い印象。



 そこから出てくる液体は無色・無香料でサラッと広がりやすく、乾くのが速い!


 これは速乾3Dキープ処方によるもので、液体でありながら乾くのが速く、それでいてスプレーのようなキープ力があるのが特徴なのだとか。



 汗や湿気、動きに強いということなので、まさに今の時期にピッタリ。


◆狙った部分にピンポイントで塗布できる!
 ここからは、「ニュアンスキープリキッド」を使って前髪と顔まわりの後れ毛をセットしていきます。


 まず、指の腹に「ニュアンスキープリキッド」を1~2滴とり、指先同士でこすり合わせて広げるところからスタート。



 前髪や後れ毛のような毛束が細いところに使うので、この“広げる”ひと手間が超大事。つきすぎを防ぎます。



 あとは、液体が乾く前にキープしたい髪に塗布してなじませるだけ。


◆実際に前髪につけてみました!
 前髪は親指と人差し指で毛束をつまみ、上から下にスーッと指を滑らせます。狙った部分だけ、さらには根元近くから毛先までテクニックいらずで塗布できるのがいいですね。



 指先を使うから感覚がつかみやすく、塗布量の加減や髪を流したいほうへの微調整も比較的簡単です。



 塗布前の前髪はボワッと膨らんでいますが、セット後は浮き毛が収まり自然な毛流れが完成しました。



左:before、右:after 毛量が多い部分や長さがある部分は重ね塗りをしてちょうどいいけれど、そうでない部分はごく薄っすら塗布する程度で十分!


◆ピンポイントで使えるので顔まわりの後れ毛にも
 顔まわりの後れ毛にも、同じように塗布していきます。



 アイロンでつけておいたカールを軽く持ち上げながら、優しくもみ込むように塗布すると形をキープしやすいです。



 一般的なスプレーを使うと、顔にかかる・固めたくない髪にもかかる・かかりすぎるのが悩みでした。コームにスプレーしてとかす方法もいいのだけれど、ピンポイントで狙いにくいし、コームがベタベタになりますよね。


 一方で液体タイプだと、狙ったところにだけ塗布できる、塗布量の調節がしやすい、顔につきにくいなど、繊細な部分への使いやすさが抜群! キープ力は、ナチュラルとハードの中間くらいでしょうか。必要以上に重ね塗りしない限りは、バリバリになりにくいです。


 最後に気になった点をあげるとしたら、液だれ……です。


 液体がサラサラなので、キャップを外した状態で横に置くとポタポタと垂れがち。なので、使用中の置き方には注意が必要かもしれません。


 数量限定商品なので、気になった人はお早めに!


※紹介した商品は、取材時に各店舗で販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。仕入れ状況によって同じ商品がない場合や、既に販売終了している可能性もあります。


<文・写真/高木沙織>


【高木沙織】「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi