
【MLB】エンゼルス 10ー5 ダイヤモンドバックス(7月12日・日本時間13日/アナハイム)
エンゼルスの菊池雄星投手が、ダイヤモンドバックス戦に先発出場。左肩に169キロの打球が直撃するアクシデントに見舞われるなどヒヤリとするシーンだったが、その後も続投するなど気迫の投球を見せた。
ここまで19試合に登板し、3勝6敗の成績を残す菊池。4勝目を目指してダイヤモンドバックス戦のマウンドに上がった。2回、4回には大谷翔平投手とナ・リーグのホームラン王争いをしているスアレスにソロホームランを浴びるも、この日はエンゼルス打線が援護。終始リードする有利な戦いを繰り広げた。
6ー2とエンゼルスがリードして迎えた6回、アクシデントが発生する。2死一塁でねーラーと対峙した菊池は、初球のスライダーを痛打される。105.0マイル(約169キロ)の強烈なピッチャーライナーが菊池の左肩に直撃。打球はそのままセンター方向に抜けていき、菊池はマウンド上に倒れ込んだ。
このシーンについて現地実況は「なんてことだ!すごい当たりだ!キクチがダウンした!マウンドに向かって放たれたロケットのような打球だった。彼はトレーナーに大丈夫と合図していますが、こんな状況ならトレーナーは出てくるでしょう」とコメント。さらに「105マイルの打球が肩に当たったように見えた。かなりの衝撃があっただろう。ボールはセンターまで転がっていった」と衝撃の大きさを伝えている。
リプレイで確認してみると、打球が当たった瞬間、菊池は苦痛に顔を歪めている。それほどの衝撃があったが、菊池は自力で立ち上がり、ベンチに向かって無事を伝えている。その後は左肩を回して違和感がないかの確認を行い、投球練習を開始。交代せずマウンドに残る菊池に対して、エンゼルス・スタジアムのファンたちは声援と拍手を送った。
その後菊池はグリチェクにタイムリーを許して1点を失ったところで降板。悔しさを滲ませていた。しかし以降は中継ぎ陣がリードを保ち、菊池は今季4勝目を手にしている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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