100円均一ショップの商品を使って、アニメ「機動戦士ガンダム」の名場面を再現する様子がTikTokに投稿されました。4つのスライドに分けて公開された制作過程は、合計で30万回以上再生されています。

【画像】完成した作品

100均アイテムでジオラマ作り

 投稿者は、ガンプラを使ったジオラマ作りに挑んでいる「shumi1903」(@shumi1903)さん。今回は劇場アニメとして公開された「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」のポスターと、ガンダムが最後の一撃を放つアニメ本編の名シーンを組み合わせたジオラマを作ります。

 交戦しているガンダムジオングや一部のエフェクトパーツは既存のプラモデルを使いますが、それ以外は100均アイテムなどを駆使して自作。まずは、買ってきた100均れんがをハンダごてや溶剤で加工し、背景用の部品に仕上げました。

 今回の作業では、以前の動画でアドバイスしてもらったグルーガンも活用します。針金や綿などの素材ではどうにもしっくりこなかった「ガンダムの破損部分」を再現しました。

爆発するジオング

 3番目のスライドでは、ポスターで描かれている破損したジオングの胴体と、発生した火柱の制作工程を紹介。プラモデルのパーツを使い、爆発して飛び散るジオングの部品を作りました。かなりド派手に飛び散っているので再現するのは大変です。

 破壊されたジオングの胴体を再現するため、組み立てたプラモデルをあえて一部壊します。ここに先ほど作った「飛散していく部品」を追加。合わせて、グルーガンで作った火柱のエフェクトジオングの斜め後ろに配置します。

 今回のジオラマ制作で要となるのは、ちょうど良い感じに光が揺らめく100均のLEDキャンドルライト。赤く塗装した綿で覆い隠すことで、イメージ通りに配置できました。

 最後はジオングの頭部分を作ります。他のプラモデルから流用した物と、グルーガンで作った物をエフェクトパーツとして頭部に追加。飛行しながらガンダムを攻撃する姿が再現できました。

2つが組み合わさった名シーン

 ガンダムを舞台の中央に置けばついに完成! 爆発するジオングの胴体と上から襲い来る頭部、それを狙い撃つガンダムの姿が収まった迫力あるジオラマに仕上がりました。

 プラモデルの組み立てを除いた制作時間は約15時間で、プラモ以外の材料費は合計で約1800円。作るのは大変でしたが、あれこれ考えて形にしていく作業は「とても楽しかった」と振り返っています。

 なお、一通り撮影したところで「一番苦戦したもの」を配置し忘れていたことに気付いたそうです。4番目のスライドでは、最後にその重要なものを設置した写真も公開されています。shumi1903さんによると、画面右下に注目してほしいとのこと。

 完成したジオラマには、「とても雰囲気出ていると思います」「破片飛び散りとか赤から真ん中黄色白い粉じん辺りも良くできてます」「この過程見れるのも、作品もめっちゃ好きです」「感動以外言葉がありません」などの感想が寄せられています。

 この他にも同アカウントでは、Zガンダムを格好良く飾るためのエフェクト作りや、ZZガンダムがハイメガキャノンを放つシーンのジオラマ作りの様子などを公開しています。

画像提供:shumi1903(@shumi1903)さん

【画像】完成した作品