
元大関までのぼり詰めた外国人ファイターが、ドーピング疑惑告発のヘビー級ファイターと対戦。初のブレイキングダウンということで期待が高まったが、前のめりダウンで衝撃敗戦。意外な試合展開になり、朝倉未来が苦笑いを浮かべた。
【画像】元大関・把瑠都、“前のめり”ダウンで衝撃敗戦(複数カット)
朝倉がCEOを務める、1分間最強を決める格闘技イベント『BreakingDown16』が13日に大阪・おおきにアリーナ舞洲で開催。第27試合無差別級ワンマッチキックルールで、赤沢幸典と把瑠都が対戦し、赤沢が5-0の判定勝ちを収めた。
今大会の数少ないヘビー級対決となった一戦。赤沢はかつて、RIZINファイター平本蓮のセコンドを務めた経験があり、2024年7月に行われた『超RIZIN.3』では、平本が朝倉に1回TKO勝ち。ところが、その約1カ月後、赤沢がXで平本のドーピング疑惑を告発し波紋を呼んでいた。
一方の把瑠都は、2004年5月に史上初のエストニア出身力士として初土俵を踏み、2010年には大関昇進を果たした。その後は膝の怪我に悩まされ、2013年に大相撲を引退。引退後は総合格闘家に転身し、ピーター・アーツ、藤田和之、高阪剛らに勝利するなど実績を残してきた。
キックルールとなったこの一戦。把瑠都はこれまで経験がなかったことから、打ち合いには至らず、開始30秒の間に何度も赤沢に組みつき、レフェリーからも注意を受ける。このまま展開が作られないまま試合終了かと思われた瞬間、赤沢の左フックが把瑠都の顎をとらえ前のめりにダウン。この一撃が有効打となり、5-0の判定で赤沢が試合に勝利した。
解説席にいた朝倉は「(赤沢の)制裁マッチと思って組んだら、意外と把瑠都さんが弱かった…と。非常に残念です」と苦笑いしながら語っていた。

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