Snow Man・渡辺翔太が単独初主演を務める映画「事故物件ゾク 恐い間取り」(7月25日[金]公開)の夏祭りイベントが7月13日に東京・霞関山本覚院太宗寺にて行われ、主演の渡辺の他、共演の畑芽育、原作者の松原タニシが登壇。浴衣姿で盆踊り大会にサプライズ登場し、映画に関するトークや夏にまつわるエピソードトークを繰り広げた。

【写真】浴衣姿が爽やかな渡辺翔太の全身ショット

■最恐の事故物件の怪奇の謎に迫るホラーエンターテインメント

同作は、興行収入23.4億円を記録した亀梨和也主演「事故物件 恐い間取り」(2020年)シリーズの最新作。実際に事故物件に住み続ける松原による原作「事故物件怪談 恐い間取り」シリーズ(二見書房)は、ノンフィクション・ホラーとして絶大な人気を誇り、シリーズ累計25万部を記録している。

前作に続きメガホンをとるのは、「リング」(1998年)で日本映画界のホラーブームを牽引しハリウッドへも進出、その後も数々のヒット作・話題作を生み出し続けるホラー映画の名手・中田秀夫監督。

渡辺は主人公の“事故物件住みますタレント”桑田ヤヒロを、畑はヤヒロの恋人・春原花鈴を演じる。

渡辺翔太、歓声に一安心「皆さん黄色い歓声を本当にありがとうございます」

イベント冒頭、渡辺は「今日のこのイベント、そして我々の登壇自体本当にゲリラでやっているので、出てきてしーん…とかっていうリアクションが心配だったんですけど、皆さん黄色い歓声を本当にありがとうございます。そして、映画も公開されますので興味がある方はチェックしてみてください。よろしくお願いします」とあいさつ。

続く畑が自己紹介をすると、「キャー!かわいいー!」とたくさんの声が上がり、「めちゃ人気じゃん!なんか、俺より!」と早速ぼやく渡辺に、笑いが起きていた。

また、渡辺は自身の浴衣姿について、「プライベートでこうやって夏の始まりとかお祭りを感じることってあまり最近できていないので、夏が始まったなって感じがしてすごくいいイベントですね」とコメント。

すると、空に虹がかかっていることに気付いた畑が「虹が出ていますね」とぽつり。渡辺は「ほんとだ!虹!うわ!すごい!」「え、めっちゃ虹だ!」と大興奮。ひとしきり空を見上げ、「映画がヒットする予感がしますね」と笑顔を見せた。

完成した作品を見た感想を問われた渡辺は「本当にめちゃくちゃ怖いです。でも怖いと同時にすごく夏を感じられますし、怖いだけじゃなくて、ちょっと温かみだったりコミカルな部分があったりもするので、皆さんの夏休みの楽しい思い出になってもらえればいいなと思います」とアピール。

畑は「私、ホラー映画を映画館に見に行ったことがなくて、初めて試写で映画館で見させていただいたんですけど、本当に怖くて。前作よりも怖さが増して、実質2.12倍でしたっけ?数字としては増し増しで、お化けの数もたくさん増えていて、びっくりポイントもたくさんあるんですけど、やっぱり映画館で映画を見るってすごくいいことだし、そして何より夏暑いですから、涼しい映画館でたくさんの方に涼を感じていただければなと思います」とコメントした。

■実際に怪現象を体験…「照明が急に割れたり、金縛りにあったり」

印象的だった撮影中のエピソードについて、渡辺は「本当にこれ怪現象って言っていいのか分からないんですけど、撮影中に照明が急に割れたりとか。あとは撮影現場で僕、実際に金縛りにあったりとか。これが本当にお化けの仕業なのかは分からないんですけど、そういうトラブルに巻き込まれました」と振り返る。

「取り憑かれやすい体質なのかもしれないですね」と言う畑に、「幽霊って優しい人に取り憑くみたいなんですよ。だから僕はちょっと優しい人なのかなって」と得意げな渡辺。

「自称?」「いやいや、優しいですよね、僕」「まぁまぁ、ぼちぼち。ぼちぼち優しいと思いますけど、ヤヒロという役に引っ張られてるところがあるんですね」「いや、引っ張られているというか、もう僕そのもの。相当優しいですよ、僕」と、畑と息ぴったりのやり取りを交わしていた。

一方の畑は、「渡辺さんからももちろんあったんですけど、(Snow Manの)メンバーの皆さんからの差し入れがありました」と報告。渡辺はすぐにはぴんと来なかったようで一瞬固まり、畑から「覚えてますか?覚えてないんですか?お弁当差し入れてくださいましたよね?」と指摘されると、「あぁ!阿部(亮平)さんがお弁当を差し入れしてくれたんです、そういえば。あぁ、そうだ!不二家のお菓子も!」と思い出し、メンバーに改めて感謝していた。

■お気に入りのお化けを明かす「そのお化けとずっと一緒に過ごしてました」

「1番好きなお化けやシーン」を問われると、渡辺は「5歳児のお化けがいまして。撮影中にずっと僕の膝の上に乗っかっていたり、ずっと僕の背中におんぶ状態で乗っかっていたり、すごく懐かれてました、僕。本当にかわいくて、本番以外の時はそのお化けとずっと一緒に過ごしてました。ずっと取り憑かれてました。僕も違う意味で、かわいくて取り憑いちゃうっていう」と懐古。

畑は「2軒目の旅館に出てくるお化けがなかなか怖くてですね。ちょっと切なさもあり、見ていて心苦しいシーンもあったりもするんですけど、やっぱりお化け自体のクオリティーというか、青白い感じとかはすごく印象的でとても気に入ってます」とアピール。

続いて「夏の思い出」を問われると、松原は「映画のプロモーションというか、北海道でこの夏トークイベントをしたんですけど、『事故物件ゾク 恐い間取り』の映画がありますよっていう話をしてたら、全く関係ない幼児書の棚の本がバーッて倒れたんですよ。それが怖くて」と振り返る。

畑が「本当ですか!?だんだん信じられなくなってきた、松原さんのことが」と反応すると、渡辺も「僕、タニシさんとこの映画の公開に向かって一緒になることが多いんですけど、タニシさんといると、本当にちょっと体調が良くなくなる」と話し、畑は大爆笑。

さらに渡辺は「聞いたんですけど、タニシさん事故物件に住みすぎて、右肩に霊が90体憑いてて、左肩に2体憑いてるって。計92体、タニシさんに憑いてるんですよ」と明かし、畑は「本当に怖いです」と怯えていた。

続く渡辺が、「デビューしてからの夏の思い出って、あまりプライベートな記憶がなくて。一応僕、大学を卒業していて…」と話し出すと、「えっ!?」と驚く畑。渡辺は、「“え、学あったの?”みたいなリアクションやめてくれない?」とすかさずツッコむ。

そして、「僕、大学の時に、自転車で50分かけて通学してたんですよ。それで、真夏に、15分ぐらいの地点で自転車がパンクしちゃって、そこからあと1時間ぐらいかけて自転車を押しながら大学に行ったっていう。真夏なので、汗だくになって服もびちゃびちゃで、周りから“なんでこいつこんな汗かいてんの?”みたいな」と明かす。

畑から「自転車を置いて電車で移動しようとかはなかったんですか?」と問われると、「気に入ってる自転車だったの!“お気に”のママチャリ!」と返し、夏の苦い思い出を語った。

最後に、渡辺が「ゲリライベントとして皆さんの楽しい時間をお借りしてちょっとお話しさせてもらったんですけど、ここにいる皆さんに限らず、全国の皆さんに、この『事故物件ゾク 恐い間取り』を1つの夏のイベントとして楽しんでいただけたら本当にうれしいなと思っていますので、ぜひ皆さん、7月25日から劇場に足をお運びください。よろしくお願いいたします。ありがとうございました!」と呼び掛け、イベントは終了した。

「映画『事故物件ゾク 恐い間取り』いよいよ公開!夏祭りイベント」より/※ザテレビジョン撮影