
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、柏崎 殻さんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「顔整いには理解らない」の第19話だ。7月4日時点で4000以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。
今作は、マンガ配信サービス『サイコミ』内で連載されている作品。今回は作者の柏崎 殻さんに、制作の背景を伺った。
■垢抜けには限界がある…?
主人公のリコは、ダイエットやメイクの研究、服装や姿勢などキレイになる努力をしたが遺伝子の壁で超えられない壁があると実感していた。骨格や体質は努力では変えられず垢抜けには限界があるとリコは現実を知る。
そんなリコが出会ったのは、美容配信者の幽霊・ミキ。最近近くの交差点で交通事故に遭い死んでしまったという。ミキはリコの垢抜けを手助けしたいと言い、憑依することに。
果たして、リコは垢抜けることができるのか…!?
今作は、垢抜けの方法や病院選びのアレコレなど、かわいくなりたい人に向けて為になるライフハックが多く描かれている。
実際に漫画を読んだ人からは「めちゃくちゃ勉強になった」「カウセ行ってくる」「マジでこれ以上にリアリティのある整形漫画はないと断言できるほど完璧」「全部スクショしたい」などといった声があがっている。
今回は、作者・柏崎 殻さんに「顔整いには理解らない」ができあがるまでの話を伺った。
■作者・柏崎 殻さんの創作背景とこだわり
――「顔整いには理解らない」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
きっかけはSNSで流れてくる魔法みたいなトンデモ美容法、怪しいクリニックの美容整形を見たことです。
それに、若い人を中心に被害にあっていること…。
知識があれば被害を避けられるのに正しい知識はバズらず、魔法みたいな方法ばかりバズるのでなんとかしてみんなに知識を伝えたい!……そうだ、漫画だ!と思い描き始めました。
――「顔整いには理解らない」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
主人公のリコちゃんのキャラクターデザインです。
「この方法で主人公が垢抜ける!」……という展開にはせず遺伝子の限界があるという現実的な展開にしたことです。
あとはとにかく私の知識を詰め込んだので(メイク・ステマを見抜く方法・怪しいクリニックの特徴などなど)、そこを見て欲しいです!
――今作の中で特にお気に入りのシーンがあればお教えください。
「私はね ああいう人達の『誰でも』にすらなれないの」
「みんなの言う『努力』で私も変わりたかった」
――普段漫画を描かれる際に大切にしていること、意識していることがあればお教えください。
取材も良いですが、実体験の方が漫画にする時、リアリティが出て心情も描きやすいのでなんでも体験するようにしています。
最近は今までビビって行けなかったナイトクラブ、ラウンジに行きました。
※夫に許可を得ております
――柏崎 殻さんの今後の展望や目標をお教えください。
もっと数字を出して紙の単行本を出すこと、そして税金や値上げに怯えない生活を送ることです♪
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも見ていただきありがとうございます!コメントいつも見てまして、「リコちゃんと自分の顔が似ている」と言うコメントが多くてびっくりしています笑
ルッキズムは人間の本能で無くなることは無いと思っています。
今の美の基準が終わればまた次の美の基準が生まれて…なんならどんどん美の基準が追加されてて…日本以外を見てもまた新しい美の基準があって…SNSが広まった今、評価されることから逃れるのは難しいです。
ですがこんな世の中でもこの漫画を通してみなさまの心と体を健やかにしたいです!
今後もいろんな知識を描いていくので「顔整いには理解らない」お楽しみに!

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