
激しい一番で幕下力士の髷がほつれ、まるで“ポニーテール”のように、長い髪の毛が後頭部でひとつにまとめて垂らされる一幕があった。この珍しい光景に、一部のファンは「すごい髪型」「ポニーテールだ」「髷の乱れ方がカッコ良い」などと注目した。
それは幕下五十枚目・安芸乃山(高田川)と幕下四十九枚目・欧山田(鳴戸)の取組での出来事だった。安芸乃山は身長177.1センチ・体重213.7キロ、一方、かつてレスリングのアジア王者として君臨したという意外な経歴を持つ欧山田は身長180.8センチ・体重92キロと体重差は121.7キロだ。
そんな歴然とした体格差の勝負の中で欧山田が粘り強い相撲を見せて館内を沸かした。下から下から攻めて、勝機を探りつつ、転がされそうになっても強靭な足腰でなんとか持ち堪えた。
しかし取組が40秒に迫る頃に万事休す。安芸乃山の圧力に屈し、欧山田は寄り倒された。勝負が決まる瞬間には欧山田と共に安芸乃山も土俵下に勢いよく落下してしまい館内は騒然となった。
取組中に髷がほつれてしまった欧山田は土俵下で立ち上がると、まるでポニーテールのように長い髪の毛が後頭部でひとつにまとめて垂らされていた。この姿に一部の視聴者は注目、また敗れたとはいえ、粘り強い相撲を見せた欧山田に対して「なかなか落ちないのすげーわ」「頑張ったんだけどなあ」「足腰強い」などの声も寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)

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