
「スター・ウォーズ」シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスが、7月24日から27日まで開催される2025年サンディエゴ・コミコンに史上初めて登場することが決定したと、米バラエティが報じている。ルーカスは最終日の7月27日、2026年にロサンゼルスで開館予定のルーカス・ナラティブアート美術館の先行公開イベントに参加する。
今回のルーカス登場は、感慨深い歴史的な瞬間となる。約50年前の1976年、まだ無名だった「スター・ウォーズ」がサンディエゴ・コミコンで初めて世界にお披露目された。当時のルーカスフィルムのブースには、ハワード・チェイキンが手がけた伝説的な「スター・ウォーズ」ポスターが宣伝用アイテムとして展示されていた。
7月27日のパネルディスカッションで、ルーカスはギレルモ・デル・トロ監督、「エピソード1」「エピソード2」でプロダクションデザイナーを務めたダグ・チャンと共に登壇。司会はクイーン・ラティファが務める。古代の洞窟画やヒエログリフから絵画、壁画、イラスト、コミック、デジタルメディア、彫刻まで、あらゆる形態のナラティブアートの力について語り合う予定だ。
コミコンのコミュニケーション・戦略責任者であるデビッド・グランザーは「ジョージ・ルーカスを初めてコミコンにお迎えできることに、私たちは興奮を禁じ得ません。約50年前、『スター・ウォーズ』は私たちのコンベンションで最初期の公開を果たし、ハワード・チェイキンの今や伝説となったポスターを宣伝アイテムとして展示していました。今、ルーカスが戻ってこられる-今度はルーカス・ナラティブアート美術館のデビューのために-これは真の完全なる円環の瞬間です」と声明で語った。
グランザーは続けて「ビジュアル・ストーリーテリングと世界構築への彼の生涯にわたる献身は、私たちとコミュニティに深く響いています。美術館のあらゆる形式のナラティブアートを祝福するミッションは、コミコンが最初から支持してきたものを完璧に反映しています」と述べた。
今年のコミコンは、マーベル・スタジオとDCスタジオがいずれもプレゼンテーションを予定していないため「静かな年」になると予想されている。しかし、ルーカスの歴史的な初登場に加え、米FXの新作SFホラーシリーズ「エイリアン:アース」のワールドプレミアや、ライアン・ゴズリング主演の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の独占映像公開など、注目のプレゼンテーションも控えている。
ルーカス・ナラティブアート美術館は、2026年にロサンゼルスで開館予定。映画、絵画、イラストレーション、デジタルアートなど、あらゆる形態のビジュアル・ストーリーテリングを展示する世界初の美術館として注目を集めている。

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