
アニメ「桃源暗鬼」の放送が、7月11日よりスタートした。養父の死を前に、主人公の一ノ瀬四季(CV:浦和希)が泣きながら「父さん」と呼びかける展開が、「ガチ号泣……」「四季の涙が辛い」と初回から視聴者の涙を誘っていた。
第1話「鬼の血」では、家にいた四季が突然“桃太郎機関”に所属する桃屋五月雨(CV:増谷康紀)の襲撃を受けた。すると四季の血の繋がらない父親・一ノ瀬剛志(CV:小山剛志)は何か理由を知っているようで、四季を連れて逃げ出した。
剛志はじつは四季は鬼の血を継いでおり、先ほど襲ってきた五月雨は桃太郎の血を継いでいると説明。おとぎ話の桃太郎は現実の出来事で、何千年も前から桃太郎と鬼は子孫を増やしながら代々戦争をしているのだと語った。
五月雨が追いつき大ピンチに陥ると剛志は応戦を始め、元・桃太郎機関所属だったことが明らかになる。剛志はなんとか五月雨を退けるも、致命傷を負ってしまった……。
剛志は四季に「俺はもう……傍にいてやれねぇからよ……強くなってくれよ……」「幸せを邪魔されないためにも……男同士の約束ってやつだ」などと伝え、「鬼と桃太郎も……こうやって肩組んで生きられたら……いいのになぁ……」と言い遺して息を引き取った。
四季が一生懸命呼びかけても、目を覚まさない剛志。四季はこれまでずっと「親父」と呼んでいた剛志に「返事しろよ……父さん……」と語りかけ、大粒の涙を流すのだった。
初回から胸が締め付けられる親子の別れに、ネット上では「ガチ号泣……。原作知っててもしんどい」「なんて辛い始まりなんだ」「良き父すぎる……四季の涙が辛い」と悲しみの声が続出していた。
「桃源暗鬼」は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の漆原侑来氏による人気漫画が原作。日本人の誰もが知っている昔話「桃太郎」を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描く新世代のダークヒーロー鬼譚だ。人間として暮らしていた少年・四季が、ある日突然“桃太郎機関”に所属する謎の男に襲撃を受けるところから物語が始まる。
第1話「鬼の血」
【あらすじ】
突如、何者かに襲われた一ノ瀬四季。養父の剛志に連れられて逃げる中、出生の秘密を告げられる。実は四季は“鬼”の血を継ぐ存在であり、“桃太郎”の血を継ぐ者たち“桃太郎機関”に狙われているのだと――。しかし、今までごく普通の人間として暮らしていた四季は戸惑うばかりで、剛志の言葉を受け入れられない。しかも、追手の桃太郎・桃屋五月雨に捕らえられてしまう。かつて桃太郎機関に所属していた剛志は、五月雨と対峙。黒い細菌を操る桃太郎の力で大刀を生み出し、息子を取り戻すべく戦うものの、激しい戦いのすえ敗れる。その光景を目の当たりにした四季は怒りに我を失い、鬼の力に目覚めて暴走してしまう。

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