
5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回取り上げるのは、2024年9月にTikTokに投稿された、玄関先で動く“赤いしっぽ”の正体をとらえた動画です。なおこちらは、記事執筆時点で1580万回再生を突破、29万7000件以上の“いいね”を集めています。
赤くて細いなにか
動画が投稿されたのは、TikTokアカウント「Amar pd」(@amar.pd)。このアカウントでは、インドネシアを拠点に活動するアマルさんが、危険生物のレスキューに関するコンテンツを公開しています。
今回紹介するのは、あるお宅の玄関先での出来事。チラッと揺れる“赤いしっぽ”を発見し、アマルさんが駆け付けました。まるでおもちゃのような見た目に、つい触ってみたくなりそうなこの存在、実はとんでもない“危険生物”の一部だったのです。
動画の最後で全貌が明らかに!
カメラが捉えているのは、ベンチや長靴などが置かれた玄関先。それらの陰に隠れながらゆっくりと進む、赤くて細いしっぽが見えます。艶のある質感で、小さな動物のしっぽか、植物の一部のようにも見えますが、動画の最後でその恐ろしい全貌が明らかになります。
動画の最後に現れたのは、艶やかな赤と黒の体色を持つ1匹のヘビ! 先ほどの「赤いしっぽ」は、東南アジアを中心に生息する猛毒のヘビ「ブルーコーラルスネーク」の尾だったのです。
ブルーコーラルスネークは、非常に強い神経毒を持つことで知られています。かまれた場合は迅速な対応が求められる超・危険生物。投稿者さんは「見つけても絶対に触らないで!」と動画にコメントを添えました。
ちなみに、ブルーコーラルスネークは主に夜行性で、人間や周囲の熱を避ける傾向があります。ふだんは人目につかない場所にひっそりと潜んでいますが、湿気の多い環境や雨上がりには、地表近くまで姿を現すこともあるそうです。日本では見られないヘビですが、マレーシアやインドネシア、タイなどを訪れる予定がある方は、頭の片隅に覚えておくとよいかもしれません。
たくさんのコメントが寄せられる
コメント欄には「これは珍しい」「カメラマンは無事ですか?」「色は美しいが毒々しい」「めっちゃ怖いんだけど……!」「猛毒を持つヘビだ!」「かまれたら地獄のような苦しみらしいね」「ヘビは幸運の証ともいわれているけど……やっぱり怖い」「人がかまれることはめったにないみたいだけど、用心しないとね」などの声が寄せられました。

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