
1.6Lガソリン車を導入 販売拡大へ
中国の新興ブランドであるジェイクー(Jaecoo)は、7月10日に英国で開幕したグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、新型コンパクトSUV『5』を一般公開した。
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レンジローバー・イヴォークのライバルとなる高級志向のモデルで、欧州では年内に発売される予定だ。
奇瑞汽車が展開するジェイクーブランドは、今年初めに英国で大型SUV『7』を発売し、すでに6000台近くを販売するなど、人気が急速に高まっている。5は、同ブランドにとって2番目のモデルであり、さらなる販売拡大が見込まれている。
ジェイクー5は、7と同じく奇瑞汽車のT1Xプラットフォームをベースにしている。異例なことに、当初は電動パワートレインを搭載せずに販売される。1.6Lターボチャージャー付きガソリンエンジンを採用し、仕様詳細は未確認だが、兄弟車のオモダ5と同じスペック(最高出力190ps、最大トルク28.0kg-m)になると予想されている。トランスミッションは7速デュアルクラッチが選ばれるだろう。
ガソリン車に続いて、EVモデルも間もなく発売される予定だ。技術仕様はオモダE5と同じで、最高出力204ps、61kWhのバッテリー、約410kmの航続距離を実現すると予想されている。
外観は7の小型版と言えるもので、フロントとリアのデザインはほぼ同じだが、ホイールベースが短く、ルーフラインの傾斜も鋭くなっている。
インテリアは7と大きく異なり、小型のインフォテインメント・スクリーンが採用されるようだが、正確なサイズは未発表だ。
英国では、『ピュア』と『ラグジュアリー』の2つのグレードが用意される。前者には、6スピーカーのオーディオシステム、6ウェイ調整式シート、アップル・カープレイとアンドロイド・オートが標準装備される。後者には、パノラミックルーフ、ワイヤレスのスマートフォン充電器、ヒーター&ベンチレーター付き前部座席が追加される。
価格や納車開始時期など、詳細については後日発表される予定だ。
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