中京テレビ日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう15日に放送。ゲストに、戸次重幸、井上裕介(NON STYLE)、NANOYUUKI(IS:SUE)が出演する。

今回は、テレビ初取材となる、千葉・茂原市のパン屋が登場。この地にオープンしてから1年未満の店だが、すでに開店と同時にパンが飛ぶように売れ、十数個単位で買っていく客も多い。名物は、オーブンで焼いた北海道産のジャガイモ2種をブレンドし、コショウ、塩、甘めに味付けしたマヨネーズ、最後にチーズをのせて焼き上げた「じゃがいもぱん」(220円)。「これは売り切れるよね」とその美味しさに衝撃を受ける人が続出している。

ほかにも、塩・コショウで味付けした北海道ジャガイモを使った総菜パンは種類も豊富。千葉県産トマトとフランスカマンベールチーズを組み合わせた「じゃがとまと」(220円)や、ニンニクブラックペッパーを効かせた「じゃがにんにく」(220円)が人気商品となっている。また、北海道産小豆のこしあんを使った「こしあんぱん」(220円)や、北海道産小豆のつぶあんに、鹿児島県産の甘夏みかん、チーズという珍しい取り合わせの「みかんあんぱん」(250円)といった甘味系もそろえている。

店主は以前、青森・弘前市でパン屋を長年経営していたが、原材料費高騰の中でも値上げせず、結果的に潰してしまったという。その後、「日本で一番お金をかけないで店をやろうと思った」と、現在の場所に移転。資金を材料費などに回すために店で寝泊まりし、さらには業務用ではなく家庭用のオーブン2台をフル稼働させる形で再始動した。当初、売れ行きは厳しかったが、パンの美味しさに惹かれた女性が「より多くの人に食べてほしい」とパンの魅力を伝えるためボランティアとして働くなど、周りの人に支えられている。

「損得っていう文字がない」とボランティアの女性が言うように、商売は得意でないが、パン作りへのこだわりは強い店主。すべてのパンのベースとなる無添加の生地は、独自の割合で強力粉と薄力粉をブレンド。バターだけでなくマーガリンも入れることで、薄く広げても破れない粘度の高いものに仕上げる。

目標は、本格的な機械をそろえてもっといろいろなパンを提供すること。そんなパン作りに情熱を注ぐ店主と、それを支えるボランティアの女性に密着する。

(C)CTV
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