
7月第2週の北米映画市場、週末3日間(7月11日~13日)の興行収入ランキングでは、"アメコミヒーローの原点"を新たに映画化した「スーパーマン」(ワーナー・ブラザース)が、首位に初登場しました。ジェームズ・ガン(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」)が監督・脚本を務めた本作では、デビッド・コレンスウェット(「ツイスターズ」)がスーパーマンを演じています。
人々を守るヒーローのスーパーマンは、普段は大手メディアで、新聞記者クラーク・ケントとして働き、同僚のロイス・レイン(レイチェル・ブロズナハン)とは恋人関係にありました。しかし、時に国境をも越えて行われるヒーロー活動は、次第に問題視されるように。一方、スーパーマンを世界にとって脅威とみなす天才科学者で大富豪のレックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)は、世界を巻き込む巨大な計画を密かに進行。やがて、ルーサーと彼の手下である超巨大生物・KAIJUがスーパーマンの前に立ちはだかります。
週末3日間で、興収1億2200万ドルを記録。2025年に公開された作品のオープニング興収として、3位となる大ヒットスタートを切りました。スーパーマンの単独映画としては歴代最高記録となり、2大ヒーローの対決を描いた「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(オープニング興収1億6600万ドル)に次ぐ好成績となりました。
2位の「ジュラシック・ワールド 復活の大地」(ユニバーサル)は、公開規模を拡大し、週末3日間で興収4000万ドルを記録。累計興収は2億3000万ドルを超え、25年に公開された作品の興収ランキングで5位となっています。全世界累計興収は5億ドルを突破しました。
ドリームワークス・アニメーションの大ヒットアニメ映画シリーズを実写化した「ヒックとドラゴン」(ユニバーサル)は、4位にダウン。週末3日間で興収780万ドルをあげました。累計興収は2億3900万ドルを記録し、すでにアニメ版3部作それぞれの最終興収を上回っています。

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